アカデミー俳優マシュー・マコノヒーと日本を代表する国際派スターとして活躍を続ける渡辺謙。 演技力と存在感で映画界に確固たる地位を築いた2人が初めてタッグを組み、
ガス・ヴァン・サント監督と共に生み出した感動ミステリー映画・『追憶の森』が、4月29日(金・祝)に公開される。
そしてこの度、渡辺謙のコメントが付いた本作の予告編が到着した。
神秘的な樹海で明かされる2人の謎
予告編映像内では、マシュー・マコノヒー演じるアーサーが青木ヶ原 樹海を訪れ、渡辺謙演じるタクミに出会い、道に迷ったタクミを出口まで連れ出すために、 2人で森を彷徨う様子が映し出される。渡辺謙演じるタクミが「死者がさまよう場所」と語る樹海で、2人は次第に旅路の意味を見つけていく。なぜアーサーとタクミは樹海を訪れることになったのか? アーサーの涙の理由とは?
予告編の冒頭で、渡辺謙は「彼らの旅路の本当の意味が分かった時、あなたに驚きとともに何かが訪れます」と語る。
“樹海”といえば自殺の名所として知られ、おどろおどろしい雰囲気を持つものであるが、本作ではその“樹海”が、ガス・ヴァン・サントの視点でどこか神秘的で美しく紡がれている。初共演となるマシュー・マコノヒーと渡辺謙の演技対決も見どころの一つである本作。2人が出口を求めてさまよう森にはどんな秘密が隠されているのか? 終盤で明かされる“謎”に、温かな涙が零れ落ちること必至の作品となった。
〈ストーリー〉
舞台は自殺の名所としても有名な富士山の北西に広がる青木ヶ原の樹海。そこを人生の終着点にしようと決めて日本にやってきたアメリカ人アーサーは、原生林が鬱蒼と生い茂る森の中で、出口を求めて彷徨う日本人タクミと出会う。怪我を負い、寒さに震えているタクミをアーサーは放っておくことができず、一緒に出口を探して歩き始める。しかし、まるで森の魔力に囚われてしまったかのように道はどれも生き止まりで、方向感覚を失った2人は厳しい自然との闘いを強いられる。その過酷な状況下、運命共同体となったタクミに心を開いていくアーサー。やがて彼は、樹海への旅を決意させたある出来事を語り始める……。
ドラマの中に張り巡らされた疑問の縦糸は、セリフの中に隠されたキーワードや歌、本などの横糸と絡み合い、次第に1枚のタペストリーとして織り上げられていく。その先に待ち受けるのは、思わず息を呑むような驚きの結末。死に場所へ向かう旅を描いているように見えた物語は、生きることを希求する希望の物語に変貌する。
パズルのピースがすべてはまったあと、 振り返ってもう一度最初から見たくなる――。本作は、そんな魅力を秘めた感動のミステリーだ。
(文:ソーシャルトレンドニュース編集部)
【作品詳細】
映画『追憶の森』4月29日(金・祝)ロードショー
原題:The Sea of Trees
監督:ガス・ヴァン・サント「ミルク」「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」
製作:ギル・ネッター「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」
主演:マシュー・マコノヒー「ダラス・バイヤーズクラブ」「インターステラー」、
渡辺謙「インセプション」「硫黄島からの手紙」、ナオミ・ワッツ「ダイアナ」
2015年/アメリカ/110分
公式HP:http://tsuiokunomori.jp/
提供:パルコ ハピネット
配給:東宝東和
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