インテリアとグリーン(観葉植物)を掛け合わせる“インテリアグリーン”という考え方をご存じでしょうか?
インテリアのアクセントになりつつも、日々の生活に癒しを与えてくれる観葉植物を生活の中に取り入れてみよう、というものです。
先日、フォレスタリウム(プランターの底面部分に内蔵されたLED電球で植物を照らすことにより、天井に植物のシルエットを映すプラネタリウムのような商品のこと)の記事を掲載しましたが、フォレスタリウムもこのインテリアグリーンの考えに基づいていますね。
(↑インテリアグリーンブランド『PIANTA・STANZA』の製品フォレスタリウム)
しかし、これを読まれている方々の中にはきっと「観葉植物なんて、ずっと前からあったじゃないか」と思われた方もいるのではないでしょうか?
確かに、観葉植物自体は以前からありましたし、部屋の中に取り入れている人もすでにたくさんいることだと思います。
実は、インテリアグリーンが注目されている理由は他のところにあるのです。それは、昨今の“リノベーションブーム”の影響です。
リノベーションとは既存の住宅に大規模な工事を行い、よりデザイン性や機能性の優れたものに改良することを言います。部屋の間取りを変更することも多いので、リフォームよりはお金はかかりますが、新築の家を買うより安く済むのが特徴。
専門のリノベーション会社が携わり、依頼主の意思を反映しつつ、それぞれの住居の良さを生かしたリノベーションを行います。
そのため、建て売りの一戸建てや類型的な賃貸マンションにはない味わい、雰囲気を出すことが可能です。
(カフェっぽく、アンティ-ク調に、洋画に出てくるような感じで……などの依頼が多いようです。依頼自体はわりと類型的ですね)
(↑中古マンションのリノベーションサービス会社「リノベる。」と空間デザインブランド『parkERs』による、共同プロデュースリノベーション住宅)
そして、インテリアグリーンは、そのような雰囲気のある住宅ととても相性がいいのです。
実際、グリーンを置くことを考慮してわざとスペースをおくこともリノベーションではよくある手法で、多くのリノベーション会社が採用しています(『リノベーション』で画像検索すると、ふたつにひとつは観葉植物が置いてあって、ちょっと笑っちゃうくらいです)
今や、インテリアグリーンはリノベーションの必需品なのです。
(↑インテリアグリーンブランド『PIANTA・STANZA』の壁掛けインテリア『my gallery』)
リノベーションによって生み出される雰囲気のある住居も、インテリアグリーンによって生まれる空気感も、ともに“温もり”“癒し”“リラックス”といったキーワードでくくられるように思います。
なにが“癒し”なのか、なにに“リラックス”するのかは人によって違うと思いますが、もし私がリノベーションを行うなら、「ロング・バケーション」で木村拓哉の演じる瀬名の住んでいた部屋みたいな感じにしたいと思いますね。
濃い色の無垢のフローリングに、白いレンガ張りの壁。レザーの赤いソファーがヴィンテージっぽくてかっこいいし、きっと落ち着くし、なによりドラマの登場人物になった気分で、ちょっとキザで素敵。
そして、そこにインテリアグリーンに観葉植物を置いたとしたら、もっと素敵になると思うんです。
ちょうど私はピアノが弾けないので、そこに置きますかね。葉山南みたいな女性は簡単には手に入らないけど、インテリアグリーンなら手が届きそうですし、何より扱いが楽そうです。