SKE48が「#あわあわダンス」でTikTokerデビュー!
SKE48のメンバーである松井珠理奈さん、高柳明音さん、竹内彩姫さん、日高優月さんがTikTokerデビューを果たすべく、12月11日原宿で行われたイベントに登場! TikTokとAWAの業務提携を記念した「#あわあわダンス」を披露することに。
動画は踊りやすくするために“2倍遅”で撮影。ゆっくりとしたダンスや口の動きにどうなることかと思いきや。通常のスピードで再生してみるとさすがはアイドル、完璧な仕上がり! 会場からは拍手も沸き起こっていました。
なぜ今、TikTok×AWAなのか?
中国のメディア企業であるBytedanceが提供するスマートフォン専用の短編動画共有アプリ、TikTok。日本でのローンチから約1年で、月間再生数は驚異の130億回を超え、10~20代前半を中心に爆発的な広がりを見せました。
でも、音楽に合わせて歌ったり踊ったりする投稿を見ていると、どうしてもTikTok=若者のためのSNSと思っているオトナも多いのではないでしょうか?
ミッションの達成に向かって前進するTikTok
TikTokのミッションは「スマートフォンを通じて世界中の創造力やアイデア、共有したい瞬間を捉えて届ける」こと。誰もがクリエイターになることを可能にし、自分たちでつくったショートムービーを通じてクリエイティブな表現と情熱をシェアできる環境を目指しているのだそうです。
そこでTikTokは日本でのさらなる利用者拡大を目指し、楽曲数を増やすことに着手。これにより音楽ストリーミングサービスAWAとの業務提携が実現しました。
同サービスが保有する約25,000もの楽曲がTikTokで使用可能となったのです。ゆくゆくは500万曲まで増やす構想もあるそう。
音楽業界の活性化にも寄与する狙い
TikTokは倖田來未の『め組の人』などの例があるように、一昔前の楽曲の再ヒットに繋がることも少なくありません。そのため、レーベル側も基本的にはTikTokでの楽曲の使用には前向きだそう。
これまではTikTokで気になる曲に出会っても、他の音楽サービスで探すという手間が生じていました。ところが今回のAWAとの提携で、アプリ内で即座に元の楽曲を探すことが可能に。つまり、ユーザーはより快適な環境で音楽と接点を持てるようになったのです。あえてTikTokのアプリ上でフル再生を可能にしたのもこのため。
旧譜が再ヒットすれば、音楽業界の活性化にも繋がることは言うまでもないでしょう。
また、AWAで聞いて気に入った曲を使って、すぐにTikTok動画を撮影することもできるようになったんだとか。新しい音楽に出会い、それを聞くだけでなく体験として音を楽しむ、新しい価値が提供されそうです。
TikTokが作る“音を楽しむ”新しい未来
今回のAWAとの提携はアプリ上の変更に留まらず、ゆくゆくは新人アーティストの発掘やオーディション、オリジナル楽曲の制作やプロモーション・キャンペーンなど多岐にわたる展開を想定しているといいます。
音楽を聴くことに留まらず、音を多面的に楽しみ、自身のクリエイティビティを応援していくTikTok。今までのSNSとは一線を画す存在として、その動向から今後も目が離せません。
(文:あまのさき)