昨今、世界ではSDGs(Sustainable Development Goals、持続可能な開発目標)への貢献に注目が集まっています。
様々な企業でSDGsを意識した取り組みが発表されていますが、フェアトレード専門ブランド『ピープルツリー』でも、関連イベントを開催するとのこと。一人ひとりができることについて考え、そしてアクションを起こすきっかけを作ることが目的だと言います。
SDGsにも貢献 ピープルツリーが2か所でイベント開催
『ピープルツリー』がイベントを開催するのは、「ファッションレボリューションウィーク」の4月28日(日)と、「世界フェアトレード・デー」である5月11日(土)・5月12日(日)。
ファッションレボリューションウィーク
「ファッションレボリューション」とは、人にも環境にも配慮した、真のファッションの価値を問い直すキャンペーンです。
背景には2013年4月24日、バングラデシュの首都・ダッカ近郊で1,100人以上の犠牲者を出した、衣料品工場の崩落事故があります。この工場では、ヨーロッパの複数の大手ファッションメーカーが多く入っており、 その安全管理、働き手の人権の扱いが疑問視されました。
この悲劇を二度と起こさないために、「ファッションレボリューションウィーク」として、“WHO MADE MY CLOTHES?(私の服をつくったのは誰?)”をテーマに、世界各国の団体や企業が、それぞれの国でイベントやアクションを行う期間が設けられたそうです。
世界フェアトレード・デー
「世界フェアトレード・デー」は、世界中でフェアトレードをアピールする日。フェアトレードは「公平・公正な貿易」を意味し、開発途上国の原料や製品を適正な価格で継続的に購入することにより、立場の弱い開発途上国の生産者や労働者の生活改善と自立を目指す「貿易のしくみ」です。
「世界フェアトレード・デー」は1995年にヨーロッパのフェアトレード・ショップ連合が運動を開始し、日本では1999年にグローバル・ヴィレッジ/ピープルツリーが日本国内のフェアトレード・ショップに呼びかけて約100軒が参加したのがはじまりです。
2002年からは、欧米や日本などのバイヤー組織と、アジアやアフリカ、南米の生産者組織が同時に参加する世界的なイベントとなっています。
ピープルツリーとは
『ピープルツリー』は、オーガニックコットンのウェアを中心としたエシカルファッションとフェアトレード商品を扱う専門店。フェアトレードによってつくられたオーガニックコットンをはじめとした手仕事の商品を通じて、途上国の自立を支援しています。
私たちが日々使っている服はどこからくるのか、考える機会はなかなかないかもしれません。フェアトレードについて考え直す、いい機会になるのではないでしょうか。
[イベント概要]
1.フェアトレードの学校「ファッションから始める、未来へのアクション」
2019年4月28日(日)@ピープルツリー自由が丘店
2.「世界フェアトレード・デーにSDGを考えよう~オーガニック&フェアトレードコットンの現場から~」
2019年5月11日(土)@聖心グローバルプラザ(聖心女子大学)
3.フェアトレードの学校「フェアトレードとSDGs」
2019年5月12日(日)@ピープルツリー自由が丘店
(文:ソーシャルトレンドニュース編集部)