ー3カ月前、童貞を捨てた。思ったほど、世界は変わらなかったー
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松居大悟監督4回目の東京国際映画祭で『観客賞』初受賞

第34回東京国際映画祭が閉幕を迎え、クロージングセレモニーが行われた。各賞の発表が行われ、コンペティション部門で、松居大悟監督の『ちょっと思い出しただけ』が観客賞を受賞。さらに、審査員が予定されていた賞とは別に特別に言及するスペシャルメンションも贈られた。
審査委員のイザベル・ユペールは「池松壮亮と伊藤沙莉というふたりの素晴らしい俳優のケミストリーが現代の東京にいきる若者を爽やかに描いた作品、素晴らしかったと思います」とコメントした。

松居大悟監督の作品が、東京国際映画祭に出品されるのは『自分の事ばかりで情けなくなるよ』『アズミ・ハルコは行方不明』『アイスと雨音』に続き4作目。(コンペティション部門への出品は2作目)
松居監督は「初めて両手に重さを感じているのが嬉しい」と目を潤ませながらスピーチ。2013年の『自分の事ばかりで情けなくなるよ』と今回の『ちょっと思い出しただけ』でタッグを組んだクリープハイプの尾崎世界観に触れ「音楽を担当してくれたクリープハイプの尾崎君が明日誕生日で、この受賞を伝えてあげられるのが嬉しい。これからも映画作ります」と宣言した。

観客賞に関しては「お客さんに観てもらって映画は完成すると思っているので、観てもらって選んでもらったので、この賞を貰って一番うれしいです。これまで参加した3回の東京国際映画祭のことを思い出していて、これまでのクロージングセレモニーでは自分の作品ではない映画が選ばれているのをこれまで見ていて寂しい帰り道だったので、今日はちょっと違う帰り道の景色が見られるのかもしれないと思います」と語った。

『ちょっと思い出しただけ』は2022年2月11日公開予定。

松居大悟監督がナビゲーターを務めるJ-WAVE『JUMP OVER』2021年11月3日放送分では、当サイト編集長の霜田明寛が代役のナビゲーターとして登場。
『ちょっと思い出しただけ』の東京国際映画祭での上映を控えたゲストの松居大悟監督に、心境や同作にニューヨークの屋敷裕政さんをキャスティングした経緯等を聞いているので合わせてチェック!
http://radiko.jp/share/?t=20211104020000&sid=FMJ
(radikoでの聴取期限は11月11日早朝5時まで)

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