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オタク女子→小悪魔モテ女へ能年玲奈が大変化!『海月姫』ヒロインから学ぶファッションテク

柴崎マイ

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柴崎マイ

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「清楚な小悪魔ファッション」。

清楚と小悪魔のニュアンスは、対照的に思うかもしれませんが、この2つをミックスさせると、個性あるモテファッションに昇格する!と気づいたのは、能年玲奈主演の『海月姫』を観たときです。

今回の映画のヒロインは、イラストレーターを夢見て上京した海月(くらげ)オタクの月海(つきみ)。

同業のヒロインのせいか、親近感がわきます。自分の周りのモテクリエイター女子達を観察して思うのは、クリエイターというのは、オタクの面があるからモノを作ったり表現できたりするのだということ。

言ってみれば皆オタクとも言えるのですが、ただしモテるクリエイター女子は、自身の趣味を「深く追求して分析する」オタク力と、世間から評価される「見た目をモテファッションやヘアメイクにする」といった女子力とのバランスが良いのです。

そして、大半のクリエイター女子はこのバランス感覚を持ち得ているものの、まれに月海と月海の友人達(尼〜ず)のように、見事に見た目も中身も行動も完全な「オタク女子ちゃん達」もいるにはいます。

オタク女子はオタク男子と一緒で、現実世界で恋愛することに価値は見いだしておらず、それよりも架空世界での自分の好きな対象(海月をはじめ、鉄道やおじさん等)を追いかける事に喜びを見いだせる、現実の恋愛につきものの切ない辛さとは無縁の、ある意味ハッピーな種類の女子達だと私は偏見なくそう思っています。

なので、オタク女子をモテ女子に変えるためのコラムなんてはたして必要あるのか!?とも思うのですが・・・・・・月海のように「恋をしたい!生身の男子と!!」という子もいなくはないはず。というわけで、今回はそんな女子のために書きました。

 

そもそもオタク女子って、視点を変えれば女としてもすごい武器を持っていると思うんですよね。

以前、男性経験が少ないことがコンプレックスだという女子にアドバイスしたことがあるのですが・・・・・・生身の男子との対面や対話経験が少ないというのは逆に考えれば「清楚」という事になるでしょう?

多くの男子は「清楚な女子」に弱いもの。(清楚そうに見える女子も含む♡)

映画の中で、「清楚なモテファッション」に変身した月海に一目惚れするチェリーボーイのお兄さんの例からしても、本物の恋に繋がりやすいタイプは、片瀬那奈が演じる稲荷翔子のような「分かりやすく派手でセクシーな女性」より実は「清楚な女子」だと思います。

そんな元々持っている「清楚」な要素に、モテる女子NO.1タイプの「小悪魔」要素をのっけてみる。何も、コミュニケーション力で、小悪魔になれと難易度の高いことを言っているのではありません。てっとり早く、ここは月海のように「ファッション」で小悪魔になってみてはいかがでしょうか。

月海は、お兄さんに一目惚れされるシーンでは、黒髪のロングヘアにピンクのカーディガンと花柄のワンピースといった、育ちの良い男子なんかがコロリといきそうな、清楚の王道のようなモテファッションをしています。

ですが月海は、デザイナーの友人(女装美男子の蔵之介)の力を借りて、お兄さんとの初デートにはなんと「着物姿」で向かったのです!

しかも、クリエイター女子らしい個性あるレトロでモダンな赤い着物。唇にも、思い切り真っ赤な口紅をさして、うるんだ黒目を際立たせた「清楚な和風小悪魔」に仕上げています。洋風のレストランでの初デートに着物姿で行くなんて、なんて「ラブリーで粋」なのでしょうか。こんな風に、オタクの面がクリエイティブなものに変わったとき、オタク女子のモテ力は開花する気がしてなりません。

『海月姫』は、自分らしさを失わずモテ女子に変身できるヒントがいっぱいの映画だと思います♡

そんな『海月姫』は、 12月27日(土)から全国映画館で上映中!

<STORY>テレビアニメ化もされた東村アキコの人気コミックを、NHK連続テレビ小説『あまちゃん』の能年玲奈主演で実写映画化。幼いころからクラゲに憧れて生きてきたオタク女子・月海は、男を必要としない人生を目指すオタク女子集団「尼~ず」が暮らす男子禁制のアパート「天水館」で、それなりに楽しい毎日を送っていた。ある日、行きつけのペットショップでひとりの美女と出会った月海は、その正体が女装趣味のイケメン・蔵之介であることを知る。月海の心配をよそに、蔵之介は自分が男であることを隠して天水館に出入りするように。そんな中、尼~ずの心の拠り所である天水館が、土地再開発による取り壊しの危機に陥り……。

(文・イラスト:柴崎マイ)

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