広告・IT・アパレル……ちょっとウザい業界用語辞典

この春、社会人デビューをするみなさんは新たに未知の世界へと飛び込んでいくことになりますね。
仕事をし始めると、その業界ならではの用語や隠語というものが数多く存在します。
最初のうちは聞いたことのない言葉に戸惑うかもしれませんが、先輩たちに教えてもらいながら見よう見まねで実際に使っていくうちに、自然とその言葉が出てくるようになると思います。

ggrks

社会人5年のわたしも、新入社員の頃はグーグル先生にお世話になったものです。

しかしご注意ください!
今度はそれが普通になりすぎて、ついうっかりプライベートでも業界用語を使うようになってしまう……ということが大いにあり得ます。そしてそれも度がすぎると、周りからウザいと思われる可能性も。
Twitterを見てみても、このような声が……。

ああ恐ろしい!
わたしも色んな業界を経験しているわけではないので、無自覚のうちに使ってしまっているのかも……。
というかこれ、「社会人あるある」かもしれません!

そこで、各業界で働く方々がどんな用語を使っているのか、代表的なものを聞いてみることにしました。プライベートで使ったらウザいと思われてしまいそうな使用例と合わせて、解説していきます。

■IT業界

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【コンバージョン】

▼意味
獲得できる成果のこと。たとえばショッピングサイトであれば商品購入がコンバージョンになる。

▼プライベートで使ったらウザい例
「この前の合コン、LINE IDのコンバージョン率7割だった」
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【KPI】

▼意味
目標に対する達成度合いを測るもののこと。

▼プライベートで使ったらウザい例
「今年中に結婚相手に出会いたいから、今月のKPIは新規の女の子の連絡先7人獲得ってとこかな」
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【リーチとフリークエンシー】

▼意味
リーチは広告がどれくらいの人に届いたかということ。フリークエンシーは広告の特定の人との接触頻度のこと。

▼プライベートで使ったらウザい例
「イケメンだったら会っただけでリーチ稼げるだろうけど、凡人はフリークエンシー重視で中身を理解してもらわなきゃ」
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(調査対象:WEB制作会社勤務歴7年 男性)
ys筆者が新卒で入社したのはWEB系の会社でしたが、これらのワードを恋愛や合コンエピソードに使う男性が本当にいました……。なんだかビジネスっぽくて女性としてはあまり感じがよくないです。

■広告業界

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【シズル】

▼意味
普通の「美味しい」よりも過剰なくらい美味しそうな見た目のこと。

▼プライベートで使ったらウザい例
「この肉、めっちゃシズってる!」
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【ニコパチ】

▼意味
正面からニッコリした表情で撮影すること。

▼プライベートで使ったらウザい例
「SNSのアイコンでニコパチ画像使うのって、美人じゃないと勇気いるよね」
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【カニバル】

▼意味
競合すること。お互いを食い合うといった意味合いもある。

▼プライベートで使ったらウザい例
「え、俺と好きな子かぶってるの?カニバルかよ!」
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(調査対象:広告代理店勤務歴6年 女性)
ys撮影関連などビジュアルに関するワードが多いようです。他にも今回の調査だけでも紹介しきれないほどの数が集まり、トップオブ業界用語の1つと言えるかもしれません。

■音楽・テレビ業界

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【上手と下手】

▼意味
上手(かみて)は舞台から見て右、下手(しもて)は左のこと。

▼プライベートで使ったらウザい例
「上手から出ていった子って、1番下手側にいた子の知り合い?」
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【テッペン】

▼意味
深夜12時のこと。

▼プライベートで使ったらウザい例
「明日朝早いから、テッペン越えるまでには帰りたいんだよね」
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【ケツ】

▼意味
スケジュールの終わりのこと。期限としての意味もある。

▼プライベートで使ったらウザい例
「○○ちゃん今日の飲み会、ケツある?」
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(調査対象:レコード会社勤務歴10年 男性、テレビ制作会社勤務歴3年 男性)
ys「ケツある?」って!! 要するに「終わらなきゃいけない時間って決まってる?」ということらしいのですが、業界用語と自覚せずに女の子に使ったらヤバい言葉ですね……。

■アパレル業界

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【キャリー品】

▼意味
シーズンを越えて売り続ける商品のこと。

▼プライベートで使ったらウザい例
「三十路すぎた独身なんてキャリー品みたいなもの」
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【ミッシー】

▼意味
若いミセス層のこと。

▼プライベートで使ったらウザい例
「この前いい感じのドレスがミッシー売り場にあったんだよね」
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(調査対象:アパレル会社勤務歴17年 男性)
ys「ミッシー売り場」とは、若いミセスに好まれそうなファッション売り場のこと。ちなみにドレスはワンピースのことを指すそうです。接客関係の仕事の場合、失礼がないようお客様の年齢などを隠した言葉などがあるようです。

■商社業界

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【スティル】

▼意味
“いまだに“という状態のこと。英語のstillから。

▼プライベートで使ったらウザい例
「そのファッション、スティル学生かよ!」
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【リアライズ】

▼意味
売り契約が成立すること。

▼プライベートで使ったらウザい例
「彼女にプロポーズしたんだけど、無事リアライズ!」
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(調査対象:総合商社勤務歴7年 女性)

ys調査に協力いただいた方いわく、「スティル○○」のように英単語に日本語を組み合わせたような使い方をする用語が多いそうです。なんだかルー大芝みたいです。

■金融業界

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【サツカン】

▼意味
お札を数えること。

▼プライベートで使ったらウザい例
「今度のパーティ、サツカン係お願いしていい?」
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【ごめい】

▼意味
1日のお金の入り払いが合致すること。ご明算が由来らしい。

▼プライベートで使ったらウザい例
「会費の集金しまーす!……1、2、3、オッケー、ごめいです!」
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【赤、緑、青】

▼意味
赤は三菱東京UFJ銀行、緑は三井住友銀行、青はみずほ銀行のこと。

▼プライベートで使ったらウザい例
「俺の家の近所、赤と緑はあるんだけど青はなくて不便なんだよね」
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(調査対象:証券会社勤務歴7年 男性、都市銀行勤務歴7年 男性)

ys当たり前ですが、お金に関する用語ばかりでした。が、他銀行を色で表わすというのは、なんだか金融業界の大きな組織関係が見えるようで、闇の深さを感じてしまいます……(もちろんわたしの勝手な妄想です)。

 
今回の調査を行った際、「自分はもう染まっちゃっていて、何が業界用語なのかわからないから浮かばない」という反応が多くありました。
業界用語は業務をスムーズに行う上では必要なものです。しかしプライベートでは極力誰が聞いてもわかる言葉に変換できる方が、コミュニケーション能力が高いと評価されそう。

新社会人のみなさんには大人の感覚に染まりきってしまう前に、ぜひ意識的に業界用語を使い分けられる人を目指していただきたいものです。
おそらく体半分くらいまで染まってしまっているわたしは……これを機にもう一度、誰にでも伝わる上級なコミュ力を勉強し直したいと思います!
(というか、ライターなので当たり前ですね)

(文:佐藤由紀奈)

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