日本初!「極道大戦争」アトラクション試写会で女子高生が大興奮?市原隼人も抱腹絶倒

6月26日からTOHOシネマズ新宿、TOHOシネマズ六本木で公開となる三池崇史監督の最新作『極道大戦争』MX4D版。公開に先立ち、女子高生限定試写会が23日に行われた。
今回のイベントには主演の市原隼人さんと三池監督がゲストとして登場。招待された30人の女子高生と共に、邦画では初めてとなるMX4Dを体感した。

映画というより、アトラクション!「MX4D」とは

「MX4D」とは、映画のシーンに合わせて、客席のシートが前後、左右、上下に動き、首元や足元への振動、風、ミストなど約11種の特殊効果が連動して五感を刺激する4Dシアターシステムのこと。

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『極道大戦争』は“噛まれた人間がヤクザになってしまう”ヤクザヴァンパイアとなってしまった主人公と、次々と襲いかかる殺し屋たちとの死闘を描いた作品。

本作は多様なアクションシーンが多く、地響きや水しぶきなどの機能と親和性が高いことから、今回、邦画初のMX4D版として制作されることとなった。

 

市原隼人の登場に女子高生が絶叫

会場に市原さんと三池監督が登場すると、女子高生から黄色い声が飛び交う。
中には口元を押さえ、「ヤバい! 一週間ニヤけそう!」と叫ぶ子も。

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イベントが始まると、さっそく司会者から「MX4Dシステムは、ロサンゼルスの会社がすべてディレクションを担当しているとのことですが、どのシーンの演出が気になっていますか?」という質問が。

それに対して監督は「全シーン楽しみです。アメリカ人スタッフがどの演出を面白いと捉えて、本作にどんなエンタテインメント要素を付け加えてくれるのか非常に楽しみ」と期待感を覗かせた。

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続けて監督は「前に、AKB48の子に映画を観てもらって大騒ぎになっちゃったことがあったので、本作では女子高生の皆さんにぜひ最後まで楽しんで観てもらえたら嬉しいです」と話し、2012年の『悪の教典』イベントの顛末を知っているであろう方々から、笑いが起きる場面も。

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その後、邦画初となるMX4D版の上映が始まった。三池監督と市原隼人という豪華二人と共に観賞できるという、映画ファン垂涎のプレミアムな試写会となった。

極道大戦争のMX4Dはまさに映画体験だった。

MX4Dはまさにアトラクションだった。
殴られるシーンでは風が起き、蹴られる場面ではあらゆる方向から座席が揺れ、シートが突き上げられる。
筆者は小さいころにSF映画で観た、“近未来の4Dの映画館”の座席に座っていることに感動を覚えた。
上映中は、いままで映画鑑賞において語られてきた“臨場感”という言葉が生易しく感じるほど、スクリーンの中で起きているできごとを“経験”している感覚に陥る。

座席が揺れるたびに声を上げる女子高生たち。ディズニーランドや富士急ハイランドに何度も足を運んでいるであろう彼女たちにとっても、新鮮なアトラクションだったようだ。
また、特筆すべきなのは、女子高生たちが『極道大戦争』自体のハチャメチャなストーリーにも入り込んでいたこと。上映中にも関わらず、終始彼女達はスクリーンのできごとに反応し、声を上げていた。

勝てそうにない殺し屋に立ち向かう下っ端ヤクザに「なんで戻ってきたの! ダメだよー! バカぁ!」と心配の声が飛び、無敵のテロリストKAERUくんの奇想天外なバトルシーンでは、大人が笑うシーンで悲鳴を上げる。

そんな、女子高生の“ぶっ飛んだ映画に慣れていない”反応を聞いて、後ろで見ていた関係者から笑いが起きる、一風変わった試写会となった。

 

市原隼人も三池監督も大絶賛

上映後、感想を聞かれると、三池監督は「女子高生の皆さん、最後までよく頑張ったなと思ってます。映画が始まった瞬間、これはヤバいかもと感じたのですが……(笑)。自分で作っておいてですが、最高に面白かったです」と自信を覗かせた。

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市原さんは「初めて映画館で腹を抱えて笑いました。本当に新鮮で、映画ってやっぱりこんなに楽しいんだ! と再確認しました」と少年のような笑顔で感想を口にした。

前代未聞の映画体験に「ヤバい! もーヤバい!」と涙を流して興奮する女子高生も。
そんな彼女に対し、三池監督は「こういう種類の映画、観たことないでしょ(笑)。観たことないからこそ、ちょっと観てみるって楽しみ方もあるんですよ」と邦画界の巨匠の立場から、にこやかに映画の素敵な観方を伝える一面もあった。

女子高生から質問!

最後に女子高生からの質問タイムが設けられ、「お芝居で一番がんばったことや、伝えたいことはありますか?」という質問が飛び出す。

それを受け、市原さんから誠実すぎる回答が……。

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「役者をやってきて思ったことで、どんなことでも大事なのは“見せ方”より“在り方”。『極道大戦争』でも、雨が降っても寒いと感じないくらい、殴られても痛いと感じないくらい集中して臨みました。この職業って世の中になくてもいい仕事なんです。だからこそ、映画に携わっている人は情熱をかけなきゃダメだとも思う。信念を持って、責任を持って最後までやり遂げることが大事だと考えて、1つ1つの芝居と向き合っています」と熱弁。

『極道大戦争』で演じた影山と同じくまっすぐで熱い市原さん。そんな彼と同じくらい目を輝かせて話を聞く女子高生たち。会場には不思議な一体感が生まれていた。

またイベント開始時はミーハーな女子高生といった印象の彼女たちだったが、上映後は一転、ハチャメチャなストーリーを理解しようと、作品の本質をとらえる、映画評論家顔負けの質問が飛び交ったことも印象的だった。

未知にあふれた作品に出会った彼女たちが今後、どう映画と関わっていくのか。
“今時の女子高生×トンデモ映画”という今回の異色の出会いから、これからの日本の映画界を担っていく人材が生まれたら面白い。

(文:小峰克彦)

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『極道大戦争』全国で上映中!
(C) 2015「極道大戦争」製作委員会

監督/三池崇史
脚本/山口義高
出演/市原隼人、成海璃子、リリー・フランキー、高島礼子、青柳翔、
渋川清彦、優希美青、ピエール瀧、でんでん、ヤヤン・ルヒアン
配給・宣伝/日活

公式サイト:www.gokudo-movie.com

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