三浦大輔、久保康友は防御率8点台…DeNA再浮上にはリーグ最多の初回失点を防げ

前半戦を首位で折り返した横浜DeNAベイスターズが崖っぷちに立っている。後半戦は4勝9敗と大きく負け越し、首位に4.5ゲーム差、3位に3ゲーム差と離されている(記録は8月4日現在。以下同)。
なぜ、DeNAは独走するかと思われた状態から一転して、転げ落ちてしまったのか。
さまざまな要因が考えられるなかで、今回は初回失点に着目してみたい。
まずは、後半戦の先発投手と初回失点を見てみよう。 

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初回に失点を許した6試合は1勝5敗。開幕投手を務めた久保は3試合連続、ベイスターズの顔である番長・三浦が2試合連続で初回に失点している。
今年のDeNAは、断トツで初回失点が多い。

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リーグワーストとなる71失点。最下位・中日を大きく上回り、首位・ヤクルトの倍以上もの数字を叩き出してしまっている。一時期、逆転勝ちの多さが取り上げられていたが、裏を返せば先発投手がそれだけ先制点を許してしまっていることに繋がる。
今季、先発した11投手の初回防御率を見てみよう。

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回数自体が少なく、大量失点が大きく響くとはいえ、あまりにも不甲斐ない成績が残っている。特に、久保は18試合中10試合、初回失点を喫している。5月から先発陣に加わった三浦も10試合中4試合、開幕から7月下旬までローテーションを守り続けていた山口俊も立ち上がりに不安を残している。

一方、勝ち星に恵まれないものの、好投を続けている井納は初回も安定。8月2日に先発復帰したモスコーソも無難に乗り切っている。

育成選手から支配下登録され、貴重な左腕として6月から先発している砂田も、6試合中5試合を初回ゼロに抑える好投。被安打も、6試合でわずか3に留めている。砂田がローテーションの一角に食い込んだ理由のひとつには、初回の安定した投球があると言えるだろう。

砂田と同じく左腕で、7月14日の巨人戦でプロ初先発を果たした新人の石田は、DeNA浮上のカギを握る存在でもある。22日のヤクルト戦では7回2失点と好投したものの、先発した2試合目までは初回に失点。
3試合目の30日の巨人戦では、初回をゼロで切り抜けると、6回無失点と好投した。今後、石田がローテーションに入れるかどうかは、初回の出来次第と言っても過言ではない。

初回からビハインドを背負う展開は、チームを苦しめる。
DeNAがもう一度、セ・リーグの主役になるためには、先発投手の初回のピッチングに懸かっている。

(文:シエ藤) 

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