フジテレビ SMAP『27時間テレビ』の直後に泉ピン子では視聴率が獲れない

フジテレビ SMAP『27時間テレビ』の直後に泉ピン子では視聴率が獲れない

7月26日から27日にかけて放送された『武器はテレビ。SMAP×FNS 27時間テレビ』(フジテレビ系)の全平均視聴率が13.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区。以下同)を記録。
ファイナル部分である27日午後6時30分から午後8時54分の視聴率は20.5%、瞬間最高視聴率は23.8%をマークしました。
最近、全日視聴率で民放4位に終わる日もあるほど不振のフジにとって、久しぶりの嬉しい話題となりました。

これほど素晴らしいコンテンツを作れるフジが、なぜ絶不調に陥っているのでしょうか。
理由のひとつが、この日改めて浮き彫りになりました。

直後の番組『ワンダフルライフ』(ゲスト・泉ピン子)が、『27時間テレビ』とまったく関係のない番組構成だったのです。
この編成の拙さは、現在視聴率争いで独走中の日本テレビと比べると、よくわかります。

日テレはここ数年恒例の『24時間テレビ 愛は地球を救う』終了直後、後番組の『行列のできる法律相談所』で、チャリティーマラソンランナーを招き、余韻に浸る構成でチャンネルを変えさせません。
昨年は『24時間テレビ』フィナーレの時間帯(8月25日・日曜19時〜20時54分)が30.5%で、直後の『行列のできる法律相談所』が27.5%と高い数字をマークしました。
普段の構成と違い、『24時間テレビ』の流れを汲む内容にしているからこその視聴率です。
萩本欽一がランナーを務めた’07年には『24時間テレビ』内で収まらなかった欽ちゃんのゴールシーンを放送。その直後に、欽ちゃんをゲストに呼び、35.3%という歴代バラエティ部門5位となる数字を残しています。
最近は『行列のできる法律相談所』を使って、マラソンランナーの発表を行なう年もあり、さらに連携度を高めています。

日テレのように、フジテレビも『27時間テレビ』という高視聴率の見込める番組の直後に放映する『ワンダフルライフ』には、何らかの関連性を持たせるべきだったのです。SMAPを呼んで、『27時間テレビ』のハイライトを見ながら、感想を述べるという番組構成にすれば、15%は超えていたでしょう。

もちろん、『ワンダフルライフ』を通常放送することで、番組の面白さを認識してもらい、翌週へつなげるという作戦もあります。
しかし、SMAPと泉ピン子では、明らかに視聴者層が異なるのです。
いくら番組自体が面白いとしても、その前にチャンネルを変えられたり、スイッチを消されたりすれば、元も子もありません。
別に、泉ピン子が悪いわけではありません。SMAPから泉ピン子という流れが、編成上、明らかに適していないのです。
『ワンダフルライフ』は、過去に2.1%を記録するなど視聴率大苦戦中ですが、毎回1人のゲストにスポットを当て、深く掘り下げています。もう少し数字が獲れても良いのではないかと思われる番組です。

だからこそ、SMAPを呼ぶことが難しければ、SMAPと同じ世代で女性人気の高い男性有名人、もしくは同じジャニーズ系のタレントをブッキングすべきでした。そうすれば、高視聴率を望め、『ワンダフルライフ』自体にも興味を持ってくれたはずなのです。

このようにフジは、せっかく『27時間テレビ』で獲得した視聴者を、みずから手放してしまう愚策を犯してしまいました。傍から見ると、フジは局内で連携が取れているとは言い難い状況です。今後は、せっかくのコンテンツ力を生かすべく、編成力に期待したいものです。

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