タモリ23時台新番組の視聴率は? 日テレ「巨人×阪神」中継の有無がポイント

テレビ界は10月の改編期を迎え、新番組がスタートしています。各局とも、テコ入れを図るなか、注目すべきはフジテレビでしょう。6月に全社員の3分の2を入れ替える大幅な人事異動を行ない、近年の視聴率不振からの脱却を目指しています。

亀山千広社長は9月12日の会見で、10月改編について「目玉はタモリさんです。ある種のマニアック性を発揮していただけると思います」と期待を寄せていました。

10月19日、タモリ司会の新番組『ヨルタモリ』(日曜、23時15分〜)がついにスタートします。
果たして、初回視聴率は、どうなるのでしょうか。

まず、内容面から見ていきましょう。
当然ながら、タモリのフジ復帰第一弾という話題性があります。女優の宮沢りえが珍しくバラエティに出演することも、視聴率を押し上げる要因になります。そして、トーク番組という形態は、タモリも慣れていますし、視聴者もタモリのトーク司会には違和感なく入れます。31年半も、『いいとも』で『テレフォンショッキング』を見続けてきたからです。

また、前番組の『Mr.サンデー』(日曜22時〜)は回にもよりますが、だいたい2ケタを記録します。番組の視聴率は、“前番組からの良い流れ”に大きな影響を受けます。その点、『ヨルタモリ』は恵まれていると言えるでしょう。

参考までに、9月まで『ヨルタモリ』の枠に放送されていた『新堂本兄弟』の視聴率を振り返っておきましょう。ゲストによって左右されましたが、悪ければ5%台後半、良ければ8%台後半を記録。7%前後の回が目立ちました。

同時間帯には、『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!』(日本テレビ系)が放送されています。田原俊彦の出演した6月15日には9.7%を記録したり、最近は2ケタに乗せたりするなど好調な回もありますが、6%台に終わる回もあります。『ヨルタモリ』の当面のライバル番組になると考えられますが、以前ほどの絶対的な存在ではありません。

“裏番組との兼ね合い”という面から考えても、好条件の枠です。

日曜日といえば、日本テレビが17時30分開始の『笑点』から22時30分開始の『有吉反省会』まで、2ケタの視聴率を獲り続ける絶好調の日です。
この流れの視聴者層を、『ヨルタモリ』は取り込めるのではないかと思います。日テレの日曜夜の番組と“タモリのトーク番組”は、ある意味同じ方向性にあります。

『笑点』から始まる日テレ日曜夜帯の高視聴率は、「明日から仕事」というなかで、ルーティンで安心できて楽しめる番組を見たいという欲求があるのでしょうか。
“ルーティンの安心感”――これこそ、タモリが31年半にわたり、『笑っていいとも!』で築き上げてきたものでしょう。

出来る事なら、『ヨルタモリ』は22時56分開始にすべきでした。そうすれば、日テレの視聴者層をゴソッと取り込めるからです。23時15分開始という19分のロスは、かなり大きいように思います。

もう一つ、不安な点があります。

『ヨルタモリ』の初回放送日は、場合によってはセ・リーグのクライマックスシリーズ巨人対阪神戦が中継される可能性があることです。
その場合、20%前後の視聴率を叩き出す『ザ!鉄腕!DASH!!』『世界の果てまでイッテQ!』が休止になります。

もし日曜まで巨人対阪神戦が続いていた場合、その試合で日本シリーズ進出チームが決まる確率が高い注目の一戦になります。そのため、視聴率自体は10%台後半になるでしょう。とはいえ、日曜の視聴ルーティンが崩れることに変わりはありません。そのため、21時以降の『行列のできる法律相談所』『おしゃれイズム』『有吉反省会』の視聴率も、通常ほどは獲れない可能性があります。また、野球中継の延長があれば、裏番組として『おしゃれイズム』や『有吉反省会』が傾れ込んでくるでしょう。

すると、『ヨルタモリ』に影響を及ぼすと考えられます。

それでも、タモリ新番組への期待度や好条件が揃っているため、初回視聴率は2ケタ前後と予想します。前番組『Mr.サンデー』や裏番組との兼ね合い、そして野球中継がなければ、12%超えも有り得ます。
仮に2ケタに乗らなくても、前枠の『堂本兄弟』を考えると、8%台を獲れば、合格点と言えるでしょう。

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