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ニコ生大反響!大人は知らない、LINE世代のコミュニケーション力について語った

ソーシャルトレンドニュース編集部

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<後編>

ニコニコニュースとソーシャルトレンドニュースの提携開始をきっかけとして始まったニコニコ生放送、『ソーシャルトレンドニュースチャンネル』!

初回は、『オトナはわかってくれないね!SNS世代のコミュニケーション学』ということで、編集長霜田とライター岡本が現代コミュニケーションの難しさについて議論しました。前回記事ではその前編ということで、岡本氏の書いた記事が物議をかもした件についてのトークのダイジェストをお送りしました。後編では、イマドキの若者のコミュニケーションについて二人が切り込んでいきます!

■愛が暴走しているMixChannel

岡本 「僕が驚いたものにMixChannelっていうのがあって。SNSっぽいのとYouTube的な機能が一緒になっているようなもので。カテゴリの中にLoveっていうカテゴリがあって。このLoveは人類愛ではなく、テラスハウス的なものでして。高校生のリア充カップルが、二人の歩みを動画にしてアップしているっていう。これは我々から見ると理解が難しいという感覚なんですよね。異文化というか」

霜田 「僕たちの世代だと、ネット上に顔出すだけでも抵抗がありますけどね」

岡本 「炎上とかもありますから。それに、一番気がかりなのは、別れた時どうするんだっていう」

霜田 「ネット上だと残っちゃいますからね。ソーシャルタトゥーですよ。この放送自体が」

岡本 「ソーシャルタトゥーニュースにしましょうか

霜田 「それいいかもね(笑)」

岡本 「ネット上に残っていってしまうのを気にする人がほとんどなんですけど、MixChannelとかに動画載せてる人っていうのは、なんていうのかな、愛が暴走してるんだなっていう」

愛が暴走

霜田 「名言ですね」

岡本 「ばかには全然してないんですけど、記事の中では、別れたとしても思い出は胸の中に残り続けるからっていうまとめ方をしました。

でも昔に比べてインターネットが近い存在になってるなって思います。顔出しとかも抵抗がなくなってきて。例えば連絡手段ひとつとっても、今は親にばれないようにLINEで連絡取り合えますし」

霜田 「僕の世代は、緊張しながら電話とかかけてた世代ですから」

岡本 「ニコ生とかもある意味大人の知らない世界ですよね」

霜田 「将来、昔のラブラブ動画とか見たらどう思うんですかね。こないだHDDをあさっていたら、昔の彼女の写真や動画とか出て来て、うー!感が半端なくて!生な会話とか超おそろしいんだよね。ブランコの音とか、キィー・・・って」

岡本 「ブランコってリアルですね」

霜田 「俺すごい怖いと思うのが、iPhoneの動画や写真を全部パソコンに入れてるからさ、将来誰かと同棲するとして、HDDをのぞかれたらどうしようかと思うんですよ。ネット上に公開されないまでも、過去の画像が残ってるだけでいやじゃん。

俺の友達にユウキってやつがいて、ユウキは俺が紹介した女の子と付き合ったんだけど、その女の子から連絡があって。『ユウキがやばい!』って。『わたしのHDDを勝手に見て過去の写真を消すの!しまいにはその外付けHDDを投げつけてきた!』って。嫉妬深い人だとそうなるわけよ」

岡本 「HDDでそれなら、ネット上にある動画とかもっとやばいですよね」

■LINEコミュ障!? 次世代のコミュニケーション能力

岡本 「今の日本って若い人の方が少ないじゃないですか。人口ピラミッドがこうなっているから……」
ピラミッド

岡本 「若い人が少なくなっていくから、僕らも年をとっていくなら若い人のこと勉強するのも大事かなって思う。だから霜田さんにとってはこのニコ生に出ることが勉強ですよね。コミュニケーションってなにって言ったら、日々勉強していって経験をつむことかなって。」
(コメント:スマホと勉強との両立)

霜田 「これね!俺LINEコミュ障なの。俺、対面は大丈夫なんだけど、LINEの返信がめちゃくちゃ遅いの。信用してる人ほど時間おいちゃったりする。それはなんでかっていうと、LINEの既読無視したくらいでここの関係性は切れないって思ってるからなんだよね。

でも中高生の子とかは、こいつ既読無視しやがったとかなっていじめに発展してくと思うの。でもさ、俺受験の時にLINEとかなくて良かったなって思ったんだけど、LINEがあったら受験勉強どころじゃないよね。俺はガラケーの時代だったけど、それでも件名にRe:がついていくのに達成感覚えてすぐに返信しちゃったりしてたから」

岡本 「世界とつながってる感覚がありますから」

霜田 「コミュニケーションということでいうと、日本語を使う仕事をしている身としては、スタンプを多用することでコミュニケーション能力おちるのかなって思いますけどね」

岡本 「LINEだと会話をするのと同じようなテンポでやりとりがあるから、Face to Face以外にもコミュニケーション能力が求められてくるのがめんどくさいなって常々思ってるんですよね」

facetoface

霜田 「こないだ師匠の水野さんから、『No body knows会をやりたいんだけど!曲覚えてきて!』ってLINEがきたから、その直後にすぐTSUTAYAにベストアルバムを借りに行って店内からその証拠写真を送ったの。そしたらすごいうけてくれて。画像と文字の合わせ技っていうのが次世代のコミュニケーション能力かなって思ったりしますね」

岡本 「LINEでは面白いのに話してみたらそうでもない人とか、逆に話すと面白いのにLINEではそうでもない人とか、別々の能力だから難しいのかなって思いました。はあちゅうさんは、LINEの3往復で(恋愛対象として)アリかナシかわかるって言ってて、それもコミュ力かなって思って」

霜田 「そう考えたら俺ほんとコミュ力ないな。俺LINE@で自分の写真送りつけてるばかりなんだけどコミュ障かなあ」

岡本 「そもそもコミュ力って何を指すか難しくないですか?人とやたら仲良くなる能力か女の子にモテる能力かとか、どう仲良くなるのか、とか色々ありますから」
(コメント:そもそもなんでコミュ障じゃいけないの?)

霜田 「コミュ障でもいいと思うけど、人を動かすことを目的とした時に、コミュニケーション能力が必要なんじゃない。就職活動とか」

人を動かす

岡本 「相手と適切な距離感になる能力じゃないかなって。みんなと仲良ければいいってもんじゃなくて、お互いにメリットのある距離感をとるために必要なものかと。何か霜田さん、コミュニケーションで実際に使っているテクニックとかありますか?」

霜田 「自分で言ったらいやらしいことは紙に書くと良いって面接術として伝えてます。たとえば、『英検一級です!』って言うと嫌らしいから、履歴書に書いておいて、面接官に突っ込ませるのがミソ。

でもそれでいったらね、岡本くんの面接をした時、履歴書の特技のところに『人を褒める』って書いてあったから、これ突っ込んで欲しいんだなって思ったの!隣にいた面接官も同じこと思ったみたいで、その人が『霜田を褒めてみて』って言ったら、こいつ数秒黙ったあげくに『特にありません』って答えたんだよね!(笑)」

岡本 「よく採用してくれましたよね。難しいですね、自分の想像してたとおりに台本って進まないじゃないですか」

霜田 「アドリブが必要ですしね。あと、みんなが距離置く人に、急に距離をつめていくっていうのもスキルのひとつ!」

岡本 「年上の人とかもそうですね。相槌にため口を混ぜてみたりとか。美容師さんもやってるって聞きました。トークのプロだから」

霜田 「あとタイミングやちょっとの勇気も必要ですね」

岡本 「コミュニケーションとはなんなのかって話になっていきますね」

霜田 「じゃあわかりました!この放送を通して、コミュニケーションのなんたるかを考えていくことにしましょう!」

岡本 「そうですね、初回からボスは倒せないですからね」

 

というわけで、ソーシャルトレンドニュースチャンネルはレギュラー放送化が決定!是非こちらのチャンネルをお気に入り登録してください!次回は3/10(火)、どうぞお楽しみに!

(文:ノリコ・ニョキニョキ)

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