少し涼しくなってくると、ファッションのワンポイントに大活躍するスカーフやストール。寒暖調節も出来てとても便利なアイテムにも関わらず「使い方、巻き方がわからない」といった理由で活用し損ねている人が多いのでは。
使い方以前に、大きさや柄、素材が違う膨大な種類の中から自分に似合う物を選ぶのも一苦労。ですが、“相棒”になるスカーフ・ストールが見つかれば、いつものマンネリファッションもガラリと違って見えます。3回にわたり、選び方、巻き方をご紹介します!
第一回は選び方について。
■ そもそもスカーフとストールの違いって?
・スカーフはシルクやレーヨンなど薄くて軽い素材。形は正方形、ひし形などが多い。本来装飾を目的に作られたもの。
・ストールは防寒を目的として作られたもので、スカーフよりも大きい。秋冬であればウールやカシミヤ、春夏であれば薄手の綿や麻、シルクレーヨンなどの素材。形は大判の長方形か正方形が多い。
■ スカーフ・ストールを選ぶ際のポイント
1.素材を考える
・ 春夏であれば、薄手、透ける素材。綿、麻、シルクレーヨンなど。
・ 秋冬であれば、透ける素材は避ける。ウールやカシミヤのストールであればマフラー代わりとして十分使える。
・シルクのスカーフは一年を通して使いやすい。
2.柄・色を選ぶ
・スカーフ、ストール共に、よく着る服の色はあえて避けてみる。
・淡い色は女性らしく、優しく見える一方、膨張色で身体が丸く見える。
・淵の色や装飾に気を配る。ストール・スカーフ共に、巻くとレイヤー(重なる部分) が目立つので、淵に装飾やパイピングがあるものはレイヤーが綺麗に出る。
・ スカーフは、差し色ではなく、差し柄!無地よりも柄物の方が何にでも合う。
・ 無地のスカーフは実は上級者向き。ただしオーガンジーなど薄手の素材であれば無地でも使い易い。
・ 顔を小さく見せたいなら絶対に柄物。
・ 特殊な柄でも巻いてみればあまりわからない。広げて眺めていたくなるような好きな柄を探してみる。
・ 動物の柄は毎年定番。今年はバンダナ柄が豊富。
3.大きさ・形を考える
・ スカーフは、70×70cm か 90×90cm の正方形が首に巻きやすい。
・ 細長い菱形のスカーフは大人の女性向け。10~15cm幅の細い帯状のものは首よりも頭や手首、バッグに巻く用途と考える。
・ 防寒に使いやすいストールは、肩にかけたときに背中を覆う大判サイズが使いやすい。
・ 首にかけて垂らしたときにコートから出るor膝にかかる大きさは大き過ぎる。
この秋、お気に入りの一枚、選んでみませんか?次回は巻き方をご紹介します。
(文:YUKIKO)