野村周平、古川雄輝、中条あやみ、間宮祥太朗主演で実写映画化される、映画『ライチ☆光クラブ』(2016年正月第二弾 全国ロードショー予定)。
現地日程10月1日から10月10日まで、韓国で開催される第20回釜山国際映画祭「ミッドナイト・パッション部門」に正式招待され、ワールドプレミア上映がスタートしている。
本映画祭のオープニングセレモニーとレッドカーペットには、ヒロイン・カノン役の中条あやみと、美少年・ジャイボ役の間宮祥太朗が参加予定“だった”。両者とも国際映画祭は初参加であり、さぞ楽しみにしていたに違いない。
悪天候でレッドカーペット断念も、執念で国際舞台へ
ところが当日、悪天候の影響でフライトが大幅に乱れ、釜山まで辿り着けないかもしれない……という危機に見舞われたのだ。
しかし「映画祭からの招待になんとか報いたい」という思いで、キャスト、スタッフ一丸となり、乗り継ぎを重ね、釜山を目指した。
その執念の甲斐あって、オープニングセレモニー終盤にギリギリ滑り込む形で参加が叶ったのだ。
ジャイボ役の間宮祥太朗は、その壮絶な道のりと、決死の思いで辿りついた国際舞台について、下記のようにコメントしている。
「大変な道のりを経て釜山につきました。台風で飛行機が飛ばず、それでもなにがなんでも行きたいという気持ちで、成田空港から羽田空港、第二ターミナルから第一ターミナル、北ウイングから南ウイングと移動し、飛行機でソウルに入りました。そこから電車に乗って釜山にやってきました。
レッドカーペットは歩けなかったけど、セレモニーには間に合ったので本当に幸せです。
明日、『ライチ☆光クラブ』がワールドプレミアで上映されます。国籍が違う人に見てもらえることがすごく楽しみです」
今年で20周年を迎える釜山国際映画祭は、世界各国から集まった映画作品が多数上映される、アジア最大級の国際映画祭。今年はレッドカーペットに、Hey! Say! JUMPの中島裕翔、菅田将暉、行定勲監督なども参加予定だったが、彼らも同じく残念ながら悪天候の影響により、参加にいたらなかった。
念願のレッドカーペットデビューは叶わなかったが、ギリギリで辿り着いた彼らを見つけた韓国の映画ファンたちが「あやみちゃん!」「間宮くん!」と駆け寄り、とり囲まれる一幕もあった。苦労して辿りついた末の出来事だっただけに、韓国のファンの温かい声援には感激。
壮絶な1日を乗り越え、俳優として一生忘れられない思い出になったのではないだろうか。
そんなドラマチックなエピソードも公開前に生まれた映画『ライチ☆光クラブ』。今回のワールドプレミア上映で、海外のファンからどのような評価を受けるのか。注目したい。
(文:ソーシャルトレンドニュース編集部)
■映画『ライチ☆光クラブ』作品概要
大人になる前の脆く、残酷で多感な少年の思春期を描き、その独創的な世界観と圧倒的なカリスマ性で支持される鬼才漫画家・古屋兎丸のロングセラーコミックが待望の映画化。物語の舞台は、黒い煙と油に塗れた蛍光町と廃工場の秘密基地”光クラブ”。14歳を目前に大人のいない世界をつくろうとした9人の美しい少年たちによる裏切りと愛憎の物語と、彼らが作り上げた思考する能力を持つ機械(ロボット)“ライチ”と、少女カノンの恋を、圧倒的に美しくダークな世界観で描く。
主演:野村周平、古川雄輝、中条あやみ、間宮祥太朗
池田純矢、松田凌、戸塚純貴、柾木玲弥、藤原季節、岡山天音
監督:内藤瑛亮
脚本:冨永圭祐、内藤瑛亮
原作:古屋兎丸「ライチ☆光クラブ」(太田出版)
配給・宣伝:日活 制作:マーブルフィルム
©2016『ライチ☆光クラブ』製作委員会
公式HP:www.litchi-movie.com