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人気漫画『高台家の人々』綾瀬はるか・斎藤工で実写映画化もキャスティングにやや不安

ソーシャルトレンドニュース編集部

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『ごくせん』『デカワンコ』など数々のヒット作・映像化作品を誇る森本梢子の人気コミック『高台家の人々』が実写映画化され、来年6月公開される予定だ。このたび、主演は綾瀬はるかであることが発表された。恋人役は斎藤工が務める。

しかしこのキャスティング、原作ファンの筆者としては、いささか不安を抱いてしまう。もちろん綾瀬はるかも斎藤工も、実力も人気も兼ね備えた素晴らしい役者であることは間違いないが、原作のキャラクターとは外見のイメージが異なるのだ。

原作はヒットメーカー森本梢子の傑作ラブコメディ

現在『月刊YOU』(集英社)にて連載中の『高台家の人々』は、妄想癖のある地味で冴えないOL・木絵と、人の心が読める名家のイケメンエリート・光正が繰り広げるラブコメディ。これだけ聞くと、ファンタジー要素はありつつも、よくありそうな少女漫画の設定ではある。しかしそんな第一印象は、数々のヒット作を世に生み出してきた森本梢子の力量が覆してしまう。

木絵の“妄想”はそれだけでも1つの作品として漫画化できそうなくらいの具体性と奇抜さがあり、作中の光正と同じように、読者も思わずフッと笑いがこぼれてしまうクオリティだ。

作中のほぼ全女性がときめいてしまう光正の尋常でないイケメンっぷりには、漫画を読み終わる頃、読者も「光正様~~♡」と虜になってしまうことだろう。絵柄の好みはあれども、そんなものは優に超えて伝わるオーラを、秀逸なエピソードや表情で描いているのだ。

綾瀬はるかの天然オーラと「きょうは会社~」で培った“冴えない”演技に期待

2人とも読者の心をわしづかみにする内面的魅力のあるキャラクターだが、外見も重要な要素ではある。

木絵はチビでボーっとしていて、外見にぬいぐるみのような愛嬌があるからこそ、 妄想のファンタジーさが際立つ。そんな木絵を演じるのには、綾瀬はるかは「少し美形すぎるのではないだろうか……」という懸念がある。とはいえ、本来の彼女はかなりのド天然キャラであることは有名であるし、昨年放送された日テレ系ドラマ『きょうは会社休みます。』では、すでに冴えないOL役を演じ切った実績もある。その二つが上手く噛み合わされば、漫画とはまた一味違った木絵が見られるかもしれない。

斎藤工はあの色気を抑えられるのか?

それ以上に気になるのは、光正を演じる斎藤工だ。正直なところ「セクシーすぎるのでは……」という感想だ。

もちろん光正は全女性をイチコロにしてしまうような色気の持ち主という設定ではあるのだが、どちらかというと清らかな色気という印象。斎藤工といえばフジテレビ系ドラマ『昼顔〜平日午後3時の恋人たち〜』で知られるように、どうしても肉体的な色気のイメージが強い。

本作では、周囲に紫のオーラが見えるような色気を抑えて、青系の色気に性質を変えてくるのか……(色は筆者のイメージだが)。それとも彼の持ち味である、香り立つような色気をそのまま全開で演じるのか。今のところ、「ハマリ役!」とは言い切れないだけに、どんな光正になるのか、気になるところだ。

綾瀬はるか、斎藤工の他にも、光正の妹役には人気女優・水原希子が、弟役には若手注目株の間宮祥太朗が名を連ねる。

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映画『高台家の人々』は、2016年6月公開予定。

(文:ソーシャルトレンドニュース編集部)

『高台家の人々』
企画・製作:フジテレビジョン
制作プロダクション:共同テレビジョン
配給:東宝
© 森本梢子/集英社
© 2016森本梢子/集英社・映画「高台家の人々」製作委員会
映画公式サイト:koudaike-movie.jp

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