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今キテルのは余白多めのコラージュ風?オシャレインスタグラマーの道

たなか もみこ

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たなか もみこ

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Instagramに上がるかわいい写真には白が多い

まずは、おしゃれインスタグラマーとしても人気の読者モデル、るうこちゃんの写真をご覧ください。

彼女のアップする写真は、白地のキャンバスの上に写真やスタンプをコラージュしたようなものが特徴的で、人気の秘密もその空白の多さと言っても過言ではありません。また、Instagramに限らず、雑誌『ar』に掲載されている写真にも白や無地の割合が多いことからも分かるように、今いちばん可愛いと思われているのは、「空白の多い写真」なんです!

わたしもせっかくInstagramにアップするなら、かわいい写真をあげたい!
ということで、ひとまずは見よう見まねで空白多めのコラージュ写真を作ってみました。

5種類のアプリをはしごして所要時間は約1時間

まずは写真を撮って、「VSCO」というアプリを使って、フィルターをかけたり、明るさを調整します。
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次に、背景透過アプリを使って、写真の要らないところをひたすら消していきます。細かいところも念入りにやるので、タッチペンを使用しました。

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そして、「aillis」というアプリを使って、切り取った写真とスタンプと、前もって切り取っておいた写真やスタンプでコラージュ!

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好きなスタンプが無かったので、「PicoSweet」というアプリも使いました。

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そして最後にInstagramで微調整をして、アップします。

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ここまでの所要時間は約1時間。初めてやってみた感想としてはとにかく疲れました。集中力のいる作業が多く、時間もかかりました。しかし、手間ヒマをかけたおかげで背景も表情もイマイチだったコーディネート写真は、雰囲気がぐんとよくなったのではないでしょうか。いつもと違う人たちからも「いいね!」されました。

みんなこんな面倒くさいことやってるの?

実際にやってみて、わたしは目がシパシパしてきてしまいましたが、みんなは本当にこんな面倒なことを毎回やっているのでしょうか。その謎を解くために、わたしの友人の中で、おしゃれな画像をInstagramにアップしていた3人に話を聞きました。

友人1:女子大生(22) SNSはLINEとInstagramのみ利用 テニスサークル所属
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友人2:女子大生(22) 古着屋店員 ダンスサークル所属
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友人3:アパレル店員(24) WEARフォロワー数1600人
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コラージュマスターたちの真実1.平均制作時間は10分!

いきなりの衝撃事実……。わたしは朝の通勤時間ほぼいっぱい使ったのに、彼らがかける制作時間は平均10分。友人1曰く「だいたい暇つぶしがてらつくる」とのこと。力作でも1時間はかからないそう。

コラージュマスターたちの真実2.使う道具は自身の指のみ!

これも衝撃でした……。わたしが不器用すぎるのか、はたまた彼らが器用すぎるのか。写真の切り抜きも全て指で行なうとか。わたしは被写体のフチをまっすぐ切り抜く作業ができなくて、タッチペンを使いました。というか、みんなタッチペンを使っているものだと思っていました。

コラージュマスターたちの真実3.コラージュした写真をアップする=思い入れの強い写真

実は彼らも全ての写真をコラージュしている訳ではありませんでした。コラージュしている写真と、していない写真、その差は何なのか聞いてみると、

友人1「日常の写真はシンプルなまま投稿して、誰かの誕生日とか、イベントに参加したときとか、突出して楽しかった出来事の写真は凝る傾向にある」

友人2「服とか、1点でめちゃくちゃ見せたいものがあったら、エフェクトを多用したり、コラージュしたりする」

友人3「コーディネートだけじゃなくて、アイテム1つ1つもこだわっているから、それを見せたい」

といった声が。友人2曰く、コラージュするかどうかの判断は「割と感覚的なこともある」そうですが、コラージュする労力は「見せたい!」という思いの強さの表れというのは間違いないようです。

コラージュするにはこのアプリがオススメ!

わたしが今まで知りたかったのが、このテーマ。「おしゃれな写真ってどんなアプリを使えば作れるんだろう」と色んな画像加工アプリをダウンロードしては使えずに削除するということを繰り返していました。そこで、友人たちが使っているアプリを教えてもらいました! その一覧と理由をまとめたのが以下になります!

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①…友人1「もともとフィルターのかかっているカメラを使えば調整する手間が省ける」

②…友人1「背景透過アプリは自動透過機能がついているこれが楽チン!」

③…友人2「「aillis」は写真を切り取って、スタンプみたいに出来ちゃうから、わたしはほとんどこれしか使わない」

④…友人1「やっぱりインスタグラムは正方形にした方が可愛い!」

⑤…友人3「かなり拡大ができて細部まで白塗りが出来るから、基本的にこれしか使わない」

デジタル版スクラップブックとしてのInstagram

本末転倒ですが、そもそもなぜこんなに面倒なことをやっているんでしょう。友人2にこの疑問をぶつけてみると、「もともと紙のスクラップブックを作るのが好きだったんだけど、今はじっくり机に向かう時間もないからインスタで頑張ってる」という回答が。なるほど。もともと雑誌などを切り抜いて、マスキングテープやシールで凝った作品にして保存するスクラップブックを作るのが好きな人がインスタグラムでも凝った画像を作っているという見方もあるようです。

また、1枚の画像だけではなく、Instagramにアップしている画像すべてに統一感があったり、連モノになっていたりすると、更にポイントがグッと上がります。

おしゃれInstagramは一日にして成らずということですね!

(文:たなかもみこ)

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