1時間前の様子だぞ!? 1時間前のっ!!!
なんのって!?
先日青学のキャンパスにて行われた、東京箱根間往復大学駅伝競争、通称 “箱根駅伝 優勝報告会”のだ。
ざっと100人はいるであろうか。凱旋した選手を少しでも間近で見ようと、凍えるような寒空の下スタンバっている青学女子達の姿がご確認いただけるであろう。
完全に憂うべき事態
その先にあるものがパンケーキ店であれ駅伝選手であれ、目的完遂のためならば雨にも風にも雪にも夏の暑さにも負けず並び、待つということを辞さない。
青学女子には天国の宮沢賢治先生も驚嘆だ。
昨年に続き、今年の箱根駅伝における青山学院大学の活躍は言わずもがな。
いまや青学女子の半分は駅伝選手ファンである。ちなみにもう半分はEXILEファンである。
青学駅伝チームの優勝は心から祝福したい。何を隠そう私も、アンカーの渡辺君がゴールテープを切る瞬間には実に胸が熱くなった。
しかし。しかしだっ!
私を含めた、“かわいい青学女子との交際に馳せ参じたいと考えている紳士”にとって、状況は深刻である。
山どころか六本木駅乗り換えでも息切れしてしまう我々には、山の神に魅せられた彼女達はきっと見向きもしないだろう。
我々は駅伝選手に勝てるのか?
だからと言って、「走ろうぜ! お前らっ!!」などという暑苦しい戯言を述べるつもりは毛頭ない。走って勝てる相手じゃない。私たちは、フォレスト・ガンプにはなれない。
ただそこまで絶望する必要もない。走ることができないならば、別の手を使えばいいまでだ。
そうだ、近道を使えばいい。無理をして突っ走ることなどしなくていいのだ。
前回の記事では、青学女子に出会うことの出来るスポットを3つほど厳選してご紹介した。
今回は実際に出会うことのできた後の話。
全国ネットで放映されるほどにスポーツが出来る訳でも、抜群の爽やかさと青春の輝きを放っている訳でもない紳士たる皆さまが、駅伝選手達より先に“ゴールテープ”を切ることの出来る方法。
青学女子の下着の色だけでオリコンランキングをつくれる私が、青学女子と親しい仲になるための秘密の近道をお教えしようと思う。
青学女子を彼女にするまでの3ステップ
初対面から恋人という関係に至るにあたっては、大きく3つのプロセスが存在するとされている。第一段階は「出会い」、第二段階は「進展」、第三段階は「深化」と呼ばれている。
それぞれのプロセスにおいてその時取るべき行動、言動をお教えしよう。
第一段階:「出会い」
青学女子とのファーストプロセスにおいて何を念頭に置くべきか。それは、マイナスポイントを見せないこと、その次に自分に興味を持たせることである。無数の男を目の当たりにしてきた彼女達は、男を見分ける眼が他の女子大生の比ではない。恋愛対象である男とそうでない男を直感的に、かつ正確に判断してしまう恐ろしい人種なのだ。無理をして「あ、この人とはないな」と思われてしまったらおしまいだ。出会いの入り口は恋愛対象外と判断されないことに集中し、その出口では「この人周りの男とちょっと違うかも」と思わせるようにしたい。
身につけるべきはあのショップのアイテム
では具体的になにをするべきか。出会ってすぐの段階では、視覚から入った情報で相手を判断し、記憶や印象にも残りやすいということは学術的にも、さらに皆さまの体験からも自明であろう。
つまり“見た目”を整えることから始めるべきだ。
「おいてめぇ※ただイケってオチじゃあんめぇな? あぁあんん!??」
と思ったあなた。断じてそういうことではないのでどうかその握りしめた拳を緩めて欲しい。だいたい本物のイケメンはこんな記事読まねぇわ。
ここで教授したいのは、中の上以下~の顔面偏差値をもつ男がなんとかして青学女子と親しくなる方法だ。それを理解した上でお付き合いいただきたい。
話を戻そう。
ここでいう“見た目”とは“イケメン度”や“かっこよさ”を指すものではない。では何か。お察しの通り、“清潔感”である。では、清潔感とは何か。
それは、ビームスである。
守られた環境で育てられ、しっかりとした教育を受け、かつ表参道に通う青学女子は男性のファッションに対しては“比較的無難かつ知的な印象を与えつつも、ほどよいカジュアル感”を求めてくる。その全てを満たすもの、全ての青学女子のストライクゾーンの積集合、是即ち、ビームスなのである。
「表参道に通うような子達だし、もっとオシャレな格好したほうがいいんでねぇの」とお思いの方もいるかと思うが、ファーストコンタクトで下手にオシャレな格好をしていくと、「うわ、チャラ男来た」か「うわ、ナルピー来た」かのどちらかの反応を抱かれてしまう可能性が高い。彼女達はスナップ常連のオシャ男などクソほど見てきている。そしてそのほとんどがクソであることも知っている。
したがって、青学女子との出会いの場ではビームスを軸にトータルコーディネートをすると良い。一点か二点ほど古着を取り入れるとこなれ感も出てさらにグーだ。そうすれば少なくとも身なりにおいて恋愛対象外判定されることはない。
ただし“つば広ハット”だけは着用してはならない。チャラチャラ青学男子御用達“つば広ハット”に、彼女達は生理的拒否反応を示すのだ。
青学女子にハットは御法度。
ご斉唱願おう。
青学女子にハットは御法度。
ファーストコミュニケーションでの傾向と対策
さて、ビームスで6万ほど費やしたところで青学女子に好かれるわけではない。いくら着回し万能なビームスとてそこまで万能ではないのだ。
ここからは彼女達の恋愛対象内をキープしつつ、自分に興味を持たせるためのハウツーをお教えする。それではいこう。
実際に青学女子とコミュニケーションを図る際、ナンパをされ慣れている彼女達に対しては前回の記事でも述べたような、自然かつスマートな声かけ、そして醸しだす雰囲気がカギとなってくる。
箱入り娘として育ってきた青学女子達は比較的甘えたい願望が強いものだ。つまりここで見せるべきは大人の余裕と包容力。お教えしたいポイントは3つだ。
(1)青学女子の褒め方
(2)青学女子との距離のつめ方
(3)青学女子との会話を必ず弾ませる方法
それぞれについて説明しよう。
(1) 青学女子の褒め方
かのデカルトが『方法序説』の中で述べた、「我思う、故に我あり」。それと並ぶ世界的に有名な一文、「褒め上手な男はモテる」。これは確かに真理であり、特に自尊心の高い青学女子を褒めることは効果的だ。しかし気をつけなければならないのが「かわいいね」「美人だね」という褒め方である。
断言するが、これは最高にナンセンスな最低の口説き文句である。想像してみて欲しい。彼女達がこれまでの人生で幾度同じセリフを言われてきたとお思いだろうか。腹立たしいことに青学女子はそれを挨拶程度にしか思っていない。最悪の場合口にした途端“所詮その辺の男”というイメージをもたれかねないのだ。
では青学女子のプライドをどのようにくすぐればよいのだろうか。お分かりのように、出来るだけ顔以外を褒めるのだ。顔以外ならばどこでもいい。声や仕草、雰囲気、口調、ネイル、アクセサリー、前髪の長さなどなど。毎日表参道に通っている彼女達はあらゆる面において細部にまでこだわりを持っている。つまりそれだけ、“褒めるポイントが多い”ということだ。より周りの男が指摘しなさそうな所を取り上げて褒めれば褒めるほど、彼女達は「あ、この人は私のことをよく見てくれているな」と感じてくれるようになる。
もし仮に顔を褒めたいのであれば、「顔がタイプ」という言い方をしよう。逆の立場で想像すれば分かりやすい話である。無責任で社交辞令的な「かっこいい」という言葉にはない限定的な意味合いに、より喜びを感じるのではないだろうか。
例え新垣結衣好きであっても、サエコ似の相手に対して「顔がタイプ」と言ってあげよう。
青学女子と親密になる上で褒めることは必須項目だ。やり方次第で、彼女達との距離は急激に近付くに違いない。
(2) 青学女子との距離のつめ方
ただヤりたいだけのクズ男に疲弊している彼女達に対して、執拗で強引なアプローチはあまり効果的ではない。ナンパをされ慣れている彼女達だからこそのポイントだ。せいぜい後日女子会で“Windows10”呼ばわりされるのが関の山である。
たとえ相手の男に対して良い印象を持っていたとしても、「軽い女に思われたくない」という理由からあえて距離をとろうとするのが青学女子という生き物なのである。その場での約束は流されてしまう確率が高いのだ。
したがって第一段階終了時、目指すべきはLINEを交換し、「なんか気になる、感じの良い人だった」という印象を残すこと、またはそう思いこませることだ。それ以上を望むと即「ヤリチン」にカテゴライズされてしまうのでここは我慢のしどころである。
LINEを交換するタイミングは会話が一番盛り上がった時が最適である。相手としても一番相手に興味と親近感を抱いている時間帯であり、気分的にも高揚しているため、ノリで交換が成功してしまう確率が高い。
そしてその後はあまり長居せずその場を立ち去ろう。一通り話し終えてしまうと、彼女達もそれ以上話してみたいという気が起きにくいものだ。多少の名残惜しさを抑えつつ、「今日は楽しい時間をありがとね。また話そう」と笑顔で別れを告げよう。
それが「なんか気になる、感じの良い人だった」という印象につながるのだ。
下心は下半身にとどめておこう。
(3)青学女子との会話を必ず弾ませる方法
「なんか気になる、感じの良い人だった」という印象を作り出す上で重要なのが、初めのコミュニケーションである。しかし実際に初対面の会話を盛り上げるということには、それ相当のスキルが伴う。やってはいけないのが、無理に相手を笑わせようと自分の面白話だけを延々語ること。なぜなら、彼女達にとって出会ってすぐの男などさほど興味もなく、興味のない男が話す面白話は面白くないからだ。
自分は笑いに自信がある? それは全く関係ない。なぜなら彼女達は内容などほとんど聞いていないに等しいからでる。ましてや自慢話など言語道断。自分をアピールしたい気持ちは分かるがここはグッとこらえて、相手が自分の事をもっと知りたいと思わせるように工夫すべきである。たとえば、「普段は何されているんですか?」という必ずされるであろう質問。ここで無理にスペックを誇示するよりは、「う~ん。渋谷で空き缶拾いかな」などというジョークをかませるくらいの余裕が欲しいところだ。そうすれば相手も肩の力が抜け、雰囲気も和み、自然と会話が弾んでくるものである。
とはいっても「何を話せばいいんじゃワレ」と思っている方も多いだろう。
一番手っ取り早いのが、お互いの共通点を見つけることだ。類似性は好意に発展しやすい。共通点があれば、「この人、なんか私と似てるかも♪」そして「この人、なんかいい感じかも」という印象を残すこと、また、そう思い込ませることは難しくないのだ。しかし、出身地や音楽の趣味など運よく共通の話題が引き出せればいいが、そううまくいくとも限らない。
ところが現在、青学女子との会話を必ず弾ませることのできる“キラーテーマ”がひとつだけ存在する。
それが、「駅伝」だ。
まさに「夷を以って夷を制す」。あえて多くを語る必要もないだろう。いまや駅伝に首ったけの青学女子は、駅伝の話、殊に青学の駅伝チームの話に強烈な親近感を覚える。選手の名前はもちろん、彼女達が知らないようなコアなエピソードまで予め頭に入れておけば、その親近感が好意へと変わること折り紙つきである。
まとめ
第一段階、青学女子との「出会い」のプロセスにおいてのポイントをまとめると、
・服はビームスでコーディネート
・上手に褒めて自尊心を刺激
・余裕をもって、楽しい時間をつくりだすことに注力
・駅伝に関する知識を予め頭に入れておく
以上4点である。
これらのポイントさえ押さえておけば、確実に彼女達の恋愛対象内に入ることが可能だ。
次回、青学女子と親しくなる方法【下の巻】では、第二段階「進展」と第三段階「深化」について解説する。ご期待いただきたい。
(文:ソーシャルトレンドニュース編集部)