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キムタク「HERO」の命運は?「第3話≒平均視聴率」の法則

シエ藤

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SMAP木村拓哉主演のドラマ『HERO』(フジテレビ系、月曜21時〜)第2話の視聴率は19.0%(関東地区、ビデオリサーチ調べ。以下同)と発表されました。第1話の26.5%から7.5%の下落です。
「今の時代なら合格点」という意見もあれば、「1話で早くも飽きられたか」という声もあります。
どちらが正しいかは、来週でほぼ判明するといって良いでしょう。
“ドラマは第3話の数字がすべてを決める”のです。
なぜなら、“第3話のパーセンテージ≒ドラマの平均視聴率”というデータが存在するからです。
今年4月〜6月期の連続ドラマ平均視聴率ベスト3を例に挙げてみましょう(※平均視聴率は、小数点第2位以下は四捨五入。以下同)。

                       第3話 平均視聴率

1位 『花咲舞が黙ってない』(日本テレビ系)   15.4%  16.1%

2位 『ルーズヴェルト・ゲーム』(TBS系)   13.7%  14.5%

3位 『続・最後から二番目の恋』 (フジテレビ系) 12.2%   12.9%

2つを比べると、0.7〜0.8%の差しかありません。最近のフジテレビ月9ドラマを見てみましょう。

                      第3話 平均視聴率

2014年4月〜6月期 『極悪がんぼ』      9.1% 10%

2014年1月〜3月期 『失恋ショコラティエ』 13.3% 12.3%

2013年10月〜12月期『海の上の診療所』   11.4% 11.3%

2013年7月〜9月期 『SUMMER NUDE』   10.8%  12.7%

 『SUMMER NUDE』 は1.5%と若干、差が開きましたが、それ以外は1%以下に留まっています。

 もちろん、例外もあり、2%以上離れるドラマもなかにはあります。また、『半沢直樹』(TBS系)や『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』(テレビ朝日系)のように1話から2話にかけて数字を上げたドラマは、“第3話≒平均視聴率”の関係性は崩れます。

 しかし、今回の『HERO』のように2話で視聴率を落としたドラマには“第3話≒平均視聴率”の法則が当てはまる傾向にあります。昨年、木村拓哉の主演ドラマ『安堂ロイド』は3話13.2%、平均視聴率12.8%でした。

 『HERO』の第3話が20%台に乗れば、今回も大ヒットになる可能性が高まります。一方で、もし15%を割るようなことがあれば、4話以降の逆襲は厳しくなるでしょう。

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