皆さん、毎日お仕事お疲れ様です。
多くの働く皆さんにとって、一日のお楽しみであろうランチタイム。
お昼が近づくと今日は何を食べようかな……とついつい考えてしまう方も多いのではないでしょうか。
私自身もオフィスの周りにある美味しい定食屋さんや、おしゃれなカフェなど、毎日の開拓が楽しくて仕方ありません。
ですが、ここにある悩みが浮上。
それは美味しいランチで満腹になると襲いかかってくる、睡魔です……。
眠くて眠くて、仕事が手に付かない。
そんな時に私が、まず始めた対策がこちらです。
ブラックコーヒーをがぶ飲み
ベタな方法ですが、まずは食後にコンビニで、ラージサイズのコーヒーを必ず買って帰るという習慣をつけました。
ですが、毎日飲み続ける事でコーヒーへの耐性がついたのか、いつしか眠気を抑える効果をなかなか感じられない体質に……。
眠気覚ましの激辛ガムを口に放り込む
コーヒーだけで効果を感じられなくなった私は、さらにコーヒーに激辛ガムをプラスすることに。
毎回コンビニに買いにいくのも手間なので、ボトル買いはマスト。
口さびしく感じるとついついガムに手が伸びてしまい、気がつけば一日にボトル一個分を消費していた日もありました。
そんな、ブラックコーヒーと激辛ガム漬けの日々で、あることに気づいたのです……。
私、カフェイン摂りすぎじゃない?
そうです。ブラックコーヒーだけでなく、私の食べていた激辛ガムにもカフェインは含まれていたんです。
そういえば最近、仕事が終わって家に帰ってもなかなか寝付けず、気分がハイの状態が続くなあと感じていたのですが、まさか、カフェインのせいなのか……。
恐ろしくなり調べてみると、カフェイン過剰摂取によって、「神経過敏」「興奮」「睡眠障害」「頭痛」などの症状を引き起こす可能性があることが分かりました。
こ、これは怖すぎる。
なんとかして、カフェインに頼らず眠気を覚ます方法はないのかと考えていた時、ある便利グッズがあることを思い出しました!
タイ人に教わった「ヤードム」
それは以前、タイのバンコクを旅行していた時のこと。
タクシーの運転手やOLの方々がみんな揃って、鼻にスティック状のものを突っ込んでいるのをみて、何なのか聞いてみると「ヤードム」というタイではポピュラーな、鼻から吸って使う“嗅ぎ薬”があるという事を知りました。
メンソールやユーカリのオイルがこの小さなスティックに入っていて、キャップを外してその匂いを吸い込むというのがヤードムの使い方。
タイではあらゆる場面で活躍する「万能薬」として愛用されているそう。
使用用途はザッと書くだけでも、「鼻づまり」「冷涼感」「車酔い」「頭痛」「眠気覚まし」……などなど。
まさにタイの万能薬といえます。
バンコクなどを旅行をしていると、タクシーの運転手さんが眠気を覚ましたい時、お客さんが乗っていてもお構いなしにヤードムを鼻に入れてスースーしている光景によく出くわします。
そんなヤードムをお土産として大量購入していたことをすっかり忘れていた私は、部屋の奥に眠っていたものを早速掘り起こし、オフィスで使用してみることに。
使い勝手がよすぎる件
使い始めてまず良いなと感じたのは、ヤードムはとってもコンパクトということ!
リップと比べても、このサイズ感!
荷物を増やしたくないという女性も、化粧ポーチに入れておけばいつでもサッと取り出せます。
キャップをとって、鼻に近付けてスーッと鼻から息を吸い込めば、メンソールの清涼感のある香りが鼻を通り抜けてとっても気持ち良いです。
仕事をしていて、眠気が襲ってきた時はもちろんですが、ちょっとした気分転換のときにも、サッと取り出して使えます。
(タイの人々は、もろに鼻にヤードムを差し込んでいますが、抵抗があるという日本人の方々は、鼻に近づけるだけでも大丈夫です)
注意した方が良いこと
そんなとっても使い勝手の良いヤードムですが、やはり日本ではまだなじみの薄い「嗅ぎ薬」であることがネックになってきます。
オフィスで一人、謎のスティックを吸っている光景は周りからしてみるとかなり異様。
「あ、あの人変なもの吸ってる……!?」と、社内で変な噂がたつ可能性があるため、あらかじめ怪しまれないよう、周りから「ヤードム」に対する認知を得ておいたほうが良さそうです。
また、ヤードムは毎日吸っているとクセになり、鼻がむずむずするとついつい電車などで取り出して吸いたくなってしまいますが、周りの目を気にすることは忘れないようにしましょう!
これで脱カフェイン生活!
とはいえ、ヤードムのおかげで、カフェインが気になるコーヒーと激辛ガムの摂取が減りました。
なによりも嬉しいのが、ヤードムのコスパの良さ。
タイでは、一個50円から70円という破格の値段で売っているので、旅行に行った際には現地で大量購入をするのがおすすめですが、この便利な世の中、もちろん楽天やAmazonなどでも手に入れることが出来ます。
価格も現地よりは高くなるものの、一本あたり200~400円程度で、ほぼ毎日使っていても数カ月は使えるのでコーヒーやガムを毎日買っていたころよりもグッと費用が抑えられます!!
ランチ後の睡魔に悩まされている、働く皆さんに本気でオススメしたいと思います。
すっかりヘビーユーザーとなった私としては、たくさんの人に使ってもらう事でヤードムの市民権を広げ、オフィスや電車で堂々と吸うことのできる世の中になることを願うばかりです。
(文:奥村千尋)