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実はこんなにおもしろい!アメフト初心者オススメ観戦方法

あまの さき

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あまの さき

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平昌五輪が開幕し、スポーツ報道が過熱しています。
ニュースに触れる時間が増えたことで、あらためて、スポーツっていいよね、と思った人も多いのではないでしょうか?

その陰でひっそりと行われていた、年に1度の“ある球技”の祭典があります。
それが、2月4日(現地時間)に開催されたアメリカンフットボールの全米1位を決する、「SUPER BOWL(スーパーボウル)」です。

でも、アメフトって、いまいち日本人にはなじみが薄いですよね。
マスメディアでの扱いも、試合結果やハーフタイムショーの一部を報道するのが関の山……。
競技としての認知度はお世辞にも高いとは言えないアメフトですが、実際に観戦してみると、とっても面白いスポーツなんです!!

全米が大熱狂!!アメフトの影響力

アメフトは、野球やバスケットボール、アイスホッケーとともに人気を分かつアメリカの代表的なスポーツ。
中でもアメフトに対する国民の熱量は凄まじく、SUPER BOWLのテレビ視聴率は毎年50%近い数字をマークします。

さらに、試合当日はいたるところでパーティーが行われるため、食糧の消費量が感謝祭に次いで2位になったり、自宅観戦組が少しでも高画質のテレビを求めて試合前に700万台以上のテレビが売れたりと、その経済効果も半端なものではありません。

また、チケット代の再販相場も平均3000ドルを超えており、一部では9000ドル(日本円で90万円以上……!)にまで高騰したという情報もあるほど。
SUPER BOWL自体は毎年行われるのに、ここまで熱気を帯びるというのは驚異的ですよね。

難しく考えないのが◎ ルールはココを押さえて!

アメフトが敬遠されてしまう理由の一つとして、ルールの複雑さを上げる声をしばしば耳にします。

アメリカンフットボールは野球やサッカーと違い、選手の交代を審判に告げる義務がありません。
また、オフェンス、ディフェンス、スペシャルチームと大きく分けて3つのチームが攻守やプレーの種類に応じて入れ替わるため、見るたびに違う選手がフィールド上にいるように感じ、混乱してしまいがちです。

でも、実際には4回1セットで与えられる攻撃権の中で10ヤード以上進むことができれば、追加の攻撃権が得られる……という、シンプルかつ明解なもの。
この基本だけおさえておけば、あとは試合を観ていくうちにだんだんとルールやファウルの種類を把握できるようになるはずです。
ポジションの名前に聞き慣れないものであったり、細かいルールがあったりはしますが、この大前提さえ分かっていればアメフトの楽しさを体感することができます。

初心者でもこんな人は○○に行くべし!

もともと興味はあったけどなんとなく見る機会を逃していた、あるいは、ここまで読んでみてアメフトに興味を持ったという方は、パブリックビューイングに行ってみるのも1つの方法です。
ルールが分からないままTV観戦するのは飽きてしまいそうだし、いきなり試合を見に行くというのもややハードルの高いもの。
その点、パブリックビューイングであれば周りに人も大勢いる上、試合の展開によっては大盛り上がりとなります。

例えば、こんな人には特にパブリックビューイングがオススメ!!

経験者にルールを聞きたい

スポーツをちゃんと見ようと思ったら、経験者にルールを聞くのが1番手っとり早い方法。

そうはいっても、楽しみにしていた試合中、見ず知らずの初心者から声を掛けたら迷惑なんじゃ……と遠慮してしまいますよね。
でも、筆者はパブリックビューイングの最中、隣に座っていた明らかに現役選手!という風貌の男性と、「よくアメフトを観るんですか?」「どっちを応援しているんですか?」などの世間話をしていました。

もちろん人にもよりますが、こんな風に、意外と試合中に話をすることを嫌がらない人も多いのです。
アメフトという日本ではマイナーな競技を、今ココで一緒に見ているという共通点に親近感を抱くのかもしれませんね。

フランクに会話しやすい空気だから、「実はアメフト観戦は初めてで……」と言えば、喜んでルールを教えてくれるかもしれませんよ。

みんなで盛り上がりたい

スポーツ観戦の醍醐味は、何といっても会場が一体になるあの高揚感!
それを存分に味わいたいという人には、パブリックビューイングはもってこいです。

好プレーやタッチダウンのたびにチーム名の大合唱が起こり、知らない人同士でもわいわいとお酒を酌み交わす場面が見られます。
よくニュースなどでも報道されるサッカーW杯の観戦と同様に、その場にいるみんなが同じ熱量で画面を見つめ、騒いだり残念がったりするのは、非日常感があって楽しいものでした♪

女性は、出会いのチャンスも……!?

前述したように大盛り上がりを見せるパブリックビューイング。
でも、だからといって軽いノリだけというわけではないんです。

筆者も今回のSUPER BOWLでパブリックビューイングへ行ったのですが、席が足りず立ち見をすることに。
すると、近くにいた男性が「座ります?」と声を掛けてくださいました。
曖昧に頷いてしまったのですが、男性は自分の席から立ち上がり、すぐにどこからともなく椅子を持って来てくれたのです……!!
お陰様で約3時間の観戦を立ちっぱなしで過ごさずに済みました。

また、ドリンクカウンターに並んでいる時には、見ず知らずの方から、「ドリンクチケットが余ったから使ってください」とも声を掛けていただきました。

気さくで紳士的な男性が多いなんて、女性にとってはとても理想的ですよね……!

高まる、今後への期待

取っつきにくさを感じてしまう人が多いアメリカンフットボールですが、最近では日本のレベルも上がってきています。
筆者がアメフトに興味を持ち始めて約10年。
NFLという夢の大舞台でフィールドを駆け回る日本人選手が登場した暁には、きっともっともっとアメフトの認知や人気が高まるのではないかと、密かに期待して止みません。

(文:あまのさき)

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