カラーがはっきり分かれる「SNS映え」
2017年は「インスタ映え」が流行語大賞に選ばれましたが、それと同時に「フェイスブック映え」「ツイッター映え」ネタも、一部ネットユーザーの間では話題になっていました。
「ああ、こういうやつだよね」と、瞬時にイメージできた方。立派なSNS依存症ですね!
「どういうやつ……?」と思われた方。ざっくりお伝えすると下記のようなイメージです!
たとえば同じ“パンケーキ”をテーマにした写真であっても……。
インスタ映え:フォトジェニック
フェイスブック映え:リア充的な生活
ツイッター映え:ネタ
※画像はすべてイメージです。
ひとくちに「SNS」といっても、その利用実態やユーザーに好まれる投稿内容は異なります。
使いこんでいればなんとなく肌感覚でわかるものですが、この記事ではあらためて、各SNSの“色”とも呼べる特徴や、相性のいいユーザーに共通する価値観について整理していきます。
Instagram、Facebook、Twitter、各ユーザーの価値観
まずはInstagram、Facebook、Twitter、それぞれのSNS別ユーザー調査の結果をご紹介。
3つのSNSヘビーユーザーの価値観を比較した際、面白いほど、上記の画像を裏付けるようなはっきりとした違いが結果として表れています!
Instagramユーザーは「周りの評価が気になる、トレンドセッター 」
Facebookユーザーは「意識が高い、いわゆるリア充」
Twitterユーザーは「自意識と好きなことを優先する、こだわり屋」
このように、3つのSNSヘビーユーザーはそれぞれ違った価値観を持っていることが調査からわかっています。
[調査概要]
調査対象:20~40代「1日にSNS(種類を問わず)を見ることがある」男女72,120名
調査期間:2017年8月24日(木)~9月27日(水)
調査機関:トレンダーズ株式会社
調査方法:インターネット調査
3大SNSを擬人化してみた
こうして価値観をいくつか並べてみると、なんとなく、具体的な人物像が浮かんではきませんか?
「こういう人、周りにもいる気がする……!」
ということで、各SNSの特性と紹介した調査の結果をふまえ、擬人化イラストを作ってみました!!
(調査結果を参考にしていますが、筆者の個人的な考えがかなり入っているのと、わかりやすさを重視し、女子ver.で作成しています)
世界をイメージでとらえるトレンドセッター、インスタグラム
グローバル志向で意識高めな、フェイスブック
ふつうに見えて好きへのこだわりは強い、ツイッター
相性のいいSNSは人によって違う
いかがでしたでしょうか?
あらためて整理してみると、同じSNSでも明らかにクラスタが違うということがわかりますよね。
学生時代、同じクラスにいたとしたら、おそらく仲良しグループにはなる可能性は低かったのではないでしょうか……。
ここまでユーザー属性が違うのですから、「インスタ映え」「フェイスブック映え」「ツイッター映え」という言葉が生まれるのは、至極当然とも考えられます。
今回のSNS擬人化をご覧いただき、「あ、この子となら仲良くなれそう」と親近感を持つ子がもしもいたら、それはすなわち、あなたに相性ぴったりなSNSということですね!
(文・イラスト 佐藤由紀奈)