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『SMAP×SMAP』 平均視聴率21%超え『HERO』終了で真価問われる

シエ藤

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シエ藤

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放送19年目を迎えた『SMAP×SMAP』(フジテレビ系、月曜22時〜)の視聴率がここに来て、急上昇しています。以下が、9月の視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区。以下同)です。

1日:13.3%
8日:15.9%
15日:14.8%
22日:15.1%

13%取れば万々歳の時代において、どれも高い数字をマークしています。前年同時期(2013年9月)と比べて見ましょう。

2日:10.9%
9日:12.6%
16日:8.4%
23日:なし
※30日:14.1%(開局55年特別番組 SMAPゴー!ゴー!4時間半豪華生放送)

その差は一目瞭然です。開局55年特別番組を除けば、14年9月の視聴率がすべて前年同時期を上回っています。
なぜ、『スマスマ』の数字はアップしたのでしょうか。
いくつかの要因が考えられるなかで、7月〜9月期の“月9”ドラマ『HERO』の大ヒットが『スマスマ』に大きく貢献したと言えます。『HERO』は、全11話の平均視聴率21.27%を記録。21時台の数字の良さが、22時台の後番組『スマスマ』にも波及し、視聴者が戻ってきたのです。
視聴率は、前番組の影響を大きく受けます。SMAP木村拓哉主演ドラマの後に、チャンネルをそのままにして、『スマスマ』を観る。そこには、1つの流れができています。
このように、前後の番組に共通項があると、視聴率は保たれやすいのです。
4月〜6月期の月9ドラマ『極悪がんぼ』は、それまでの月9のイメージを覆す内容でした。試みは素晴らしかったのですが、如何せん視聴率はついてきませんでした。後番組『スマスマ』と視聴者層も異なると思われ、さしたる共通点も見当たりません。そのためか、同時期『スマスマ』の数字もあまり伸びませんでした。
『極悪がんぼ』に限らず、近年の月9ドラマは全盛期の勢いを失いつつありました。比例するように、『スマスマ』の視聴率も、下がり気味になっていたのです。
しかし、『HERO』の大ヒットにより、『スマスマ』に視聴者が戻ってきました。
『スマスマ』自体、放送19年目を迎えた長寿番組であり、コンテンツ力の高さは言うまでもありません。
とはいえ、前番組の影響を受けるのも事実。『HERO』終了後も、高視聴率を継続できるのか。
10月、『スマスマ』の真価が問われます。

 

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