アラサー衝撃!『謎』が通じないなんて……!
仲良くなるのに年齢なんて関係ない!とは思ってはいるものの、ふとした瞬間に「あ、世代が違うんだなあ……」と感じるシーンはそこかしこにあるもの。
たとえば先日、ソーシャルトレンドニュース編集部の飲み会ではこんなことがありました。
店内に流れていた倉木麻衣の曲きっかけに、アニメ『名探偵コナン』の主題歌・エンディングテーマについて盛り上がる編集部員たち。特にアラサー世代からは、1997年にオープンニングテーマ『謎』を歌った小松未歩さんについて多いに盛り上がったのです。
しかし、その盛り上がりを無視して「誰ですか?」と残酷な言葉を突き刺す、無慈悲な若手メンバー(23)!!
こういう世代間ギャップって、なんだかハッとさせられますよね……。
『名探偵コナン』の主題歌に見る世代別・意識調査!
ソーシャルトレンドニュースで調査をしたところ、10代の小松未歩さん認知率は約3割となりました。認知率が50%を超えるのは、30歳以上。35歳以上になると7割を越えます! まさに“世代”と言えますね。
さらに世代ごとに『名探偵コナン』の主題歌についてのイメージを聞いてみたところ、様々な意見があがってきました。
10代はB’zをコナンで知る!?
■DAIGOとかの有名人が歌ったかと思えば、みやかわ君とかのほぼ一般人みたいな人が歌ったりですごいなと思う。(19歳女性)
■今っぽい雰囲気と懐かしい雰囲気の中間のようなメロディが特徴の曲が多い気がします。(19歳女性)
■コナンの歌は名曲ばかりでよくアルバムを借りていた。B’zを知ったのもコナンの影響だから思い出深い。
(19歳男性)
30歳の筆者としてはコナン=DAIGOさんのイメージほぼなかったので、新鮮な意見(DAIGOさんがボーカルを務める『BREAKERZ』が初めて主題歌を担当したのは2009年のようです)。
「B’zをコナンで知った」という意見は、『Pleasure』『Treasure』発売時の黄金期を知る世代からすると、なかなか衝撃的なものがあります……!
20代は情緒的なイメージ?
■物語のコンセプトにうまくマッチして居て、時に激しく、時に悲しく、様々な感情を掻き立てさせられるような歌ばかりだと思い、とても魅力的だなと思います。
(22歳男性)
■少しの恋愛と真実を追い求める歌詞が良い(28歳男性)
■毎回倉木麻衣(24歳男性)
なぜか20代からはややポエミーな意見が目立ちました。「毎回倉木麻衣」という意見は、ド直球ですね。
30代はやっぱり小松未歩!
■コナンのパラパラが衝撃的だった(31歳男性)
■ほぼ一社のアーティスト縛りになっている点に疑問がないわけではないですが、子供たちに幼い頃から浸透させていく長期的な戦略としては画期的だと思います。
(38歳女性)
■色々あるけど、やっぱり一番あっているのは小松未歩さんの「謎」だと思う。(32歳女性)
そう! “コナンのパラパラ”こと愛内里菜さんの『恋はスリル、ショック、サスペンス』はインパクト大でしたよね~!! そしてそして、小松未歩さんへの一票。やはり筆者はこの世代の方々と時を同じくして、同じ空のもとで成長してきたんだなあ……と実感いたします。
どの世代が良い・悪いということではもちろんありません。ただ、こんな風にひとつのコンテンツに対していろんな世代の観点から盛り上がれるのは、単純に楽しいものですね! ソーシャルトレンドニュース編集部でも大いに盛り上がりました。
(その日のツイートがこちら)
(コナンといえば倉木麻衣・B’zでしょー世代の年長組vs「え?これ誰すか?」の23歳世代。震える)
— Social Trend News (@SocialTrendN) 2018年7月17日
今後もこのような世代間調査は、積極的に取り組んでまいります!!
(文・イラスト:佐藤由紀奈)