Social Trend News

更新

バズるオタクに学ぶ!「隠す」「見せる」「取り出しやすい」収納術

たなか もみこ

Creator

たなか もみこ

Read more

Share!!

得意な人ももちろんいるけれど、苦手な人も多い「収納」。

要る/いらないが分けられない、捨てられない、自分の部屋の収納力を把握していないなど、収納が苦手な人の中にもさまざまなタイプがあります。そしてもうひとつ、自分の部屋の収納力を把握していてもそれ以上にモノを買ってしまう……という方も多いのではないでしょうか?

オタクは収納力以上にモノを買ってしまいがち?

筆者が思うに、自室の収納力以上のモノを買う人といえば、オタクです。

本来ならそんなにたくさんのモノをしまっておく場所なんて無いはずなのに、「これは絶対に手に入れなければ!」とか、「作品に愛を示したい」とか、「“使う用”と“保存用”がほしい」とか、何かしら理由をつけてどんどんモノを買い集めてしまうイメージがあります。

だからこそ、オタク活動をしながらキレイに整理整頓できる人はどの界隈でも憧れの的。SNSなどでもその収納術を披露し、反響を得ている人をよく見かけます。

自室の収納力以上にモノはあるのにキレイに見える、そのアイデアは日常にも役立つに違いない!ということで、様々なジャンルのオタクの「バズる収納術」をまとめてみました。

※注:ここでいう「オタク」は、好きな人・作品に関するイベントに足を運んだり、グッズを買ったりする人と定義します。それ以外の人を「オタクではない」という意図は全くありません。

小さいコレクションが多い2次元オタクが目指すのは「図書館のようなきちんと感」

アニメやゲーム、キャラクター、アイドル、声優、若手俳優など、2次元~2.5次元に推しがいる人たちは細々したものを、とにかくたくさん集めがち。缶バッジやキーホルダーをカバンに大量に付けた“痛バッグ”が象徴的です。

出典:earth JapanLabelさん(@earth_JL

Dオタ(ディズニーオタク)さんもこの通り。背面がバッジになっているぬいぐるみ(通称ぬいば)がぎっしり付いたヲタバッグはテレビでも取り上げられました。

出典:ひすいちゃん。@D垢さん(@Hisui_0809_D

▲ちなみに“ぬいば”の収納の収納でお困りの方はInstagramで「#ぬいばコレクション」と検索してみてください。壮観です……!

部屋中にグッズを敷き詰めて「360°どこを見ても推しがいる!」という状態にしたり、部屋の一部にグッズをまとめて「祭壇」を作ったりというような、“あえて出しておく“派の人もたくさんいますが、今回参考にするのは“しまう派”の方。すなわち、彼らのファイリング術です!

ファイリングとはモノを分類して整理し、保管、廃棄までの流れを作ること。小さいものが取り出しやすく、美しく収納されている景色はまるで図書館のようです。後から見たときに達成感を得られるのもポイントかもしれません。

出典:ねぎかつセブンさん(@Negikatsu7

セリアやスリーコインズなどの低価格帯ショップからは、そんなオタクたちの需要に応えるべく、さまざまなファイリングアイテムが発売されています。

出典:ここさん(@_cocci3

▲「缶バッジ用ファイル」はビニールポケットにバッジを入れてシート状にできてしまう優れもの! バッジ以外の小物整理にも使えそうです。

▲クリアファイルをファイリングする、ゲシュタルト崩壊寸前の「クリアファイルファイル」。推しのキャラクターができるとクリアファイルがどんどん溜まっていくんですよね……。

そして数あるファイリング術の中で、特に汎用性の高いアイデアはこちら。

出典:はー@7/14 SPARKLE*PARTYさん(@kazutatu_haru

冊子を分類し、クリアファイルにインデックスを付けて間仕切りにするというもの。クリアファイルはそのまま使えるので、オマケのステッカーや切り抜きもバラバラになることがありません!

このまま本棚に入れて「見せる収納」にするのも良さそうですが、蓋付きのプラスチックケースや衣装ケースに入れておけば隠すことだって思いのまま! お部屋をスッキリ見せるのにも使えるティップスですね。

大小さまざまだからこそメリハリを付ける、コスメオタクの「見せる収納」

コスメオタクの皆さんは気に入ったコスメは全色買いが当たり前。「顔がいくつあっても足りない」なんて名言(迷言?)があるほどです。通常コスメにはそれぞれに使用期限がありますが、そんなことはまったく気に止めません。使うというよりも、ズラリと並ぶお気に入りアイテムを眺めているのが幸せなんて人もいるのだとか。

そんなコスメオタクさんたちの収納はクリアケースがメイン。それぞれのコスメと出会ったときのときめきを思い出させる、コスメカウンターのような「見せる収納」が特徴です。

出典:Riii▷絵とメイク🐝さん(@Liii_Riii

もちろん使うこともあるので取り出しやすさは鉄則で、一箇所に収納することも多いため「見せる」ためにはメリハリが肝心。リップスティックなど容器に統一感があるアイテムは見せ、アイシャドウパレットなど見た目でいろんな色が使われているアイテムは隠すことが多いようです。

出典:aya.revolution☆さん(@aya.revolution

▲ブランドごとに並べられたリップ。基本的に1本に1色なので、これらは見せるアイテム。

出典:lovestaglam♡さん(@lovestaglam_87914

▲逆にパッケージデザインによって見た目がバラバラになりやすいアイシャドウパレットは隠すアイテム。ビューラーなどの小物も隠します。

現場重視のオタクによる収納術は「しまいやすくて取り出しやすい」アイデアの宝庫

「現場」とはイベント会場のこと。もとはアイドルオタクがライブや握手会等のイベントのことを指して使う言葉でしたが、今ではかなり浸透し、他のアーティストのファンも使うようになりました。

そこで増えていくのがライブグッズの数々。そこそこ大きさがあってかさばりやすく、自宅に保管するものもありますが、次の現場で使うものもかなりあります。だからこそ収納のポイントも「しまいやすくて取り出しやすい」。日用品の収納にもかなり参考になるかもしれません。

例えばペンライト(通称キンブレ)収納するのに使っているのは、IKEAの鍋蓋スタンド。

出典:りんがべー a.k.a.すりっぺさん(@rin_ringabell

この鍋蓋スタンドはステンレスの骨が格子状に組まれているため幅の調節がしやすく汎用性が高い逸品なんだとか。公式ページのレビューにもリングファイルのスタンドやファッション小物の収納など、キッチン以外にも使っている方をちらほら見かけました。

そしてセリアここでも優秀さを発揮!

出典:マキバさん(@makibanonn

さまざまな形状があり、缶バッジやフィギュアを綺麗に見せられると人気のディスプレイケース。なんとマフラータオルの収納にも便利なんです! 確かにマフラータオルってライブ以外では使いづらいサイズで、しまっておくにも厚みがあるし、意外と綺麗にしまうのが難しいんですよね……。しかし、横長タイプのディスプレイケースに丸めて入れればコンパクトに大変身! これならクローゼットの中でも邪魔になりませんね!

「良いものを広めたい!」プレゼン大好きオタクはTwitterにいる

以上、3つのジャンルからオタクの収納術を紹介しました。
あまたあるSNSの中でも特にオタクはTwitterを利用している印象があります。また、良いものを見つけるとプレゼンしたがる傾向も高い気が。

お部屋の整理整頓でもし困っていることができたら、Twitterで「○○ 収納」と検索してみてください。あっと驚くアイデアが見つかるかもしれません。

(文・たなかもみこ)

※紹介した商品はすでに販売終了している場合があります。詳しくはメーカーや店舗にお問合せください。

PAGE TOP