花粉が多く飛び散るこの時季、頑張って対策をしているつもりでも、見落としがちな意外な落とし穴があることをご存じだろうか?
調査結果から見えてきた見落としがちなポイントとは?
その落とし穴というのが「家の中の花粉対策」。
以前行われた花王株式会社の調査では、外気中の花粉飛散量のうち、様々な侵入経路を辿って0.1~8%程度が室内に入ってきていることが判明。これは、一般的な生活条件でも、一日に約2300万個に相当し、室内の花粉対策が非常に重要だということが分かる。
なぜ家庭内での花粉対策が見落とされがちなのか? その理由を探るべく、「20~50代の花粉に悩む人」300名を対象に調査を実施した。すると、驚きの実態が明らかに。
花粉対策を自宅で行っている人…約2割
自分または家族が帰宅時に衣類の花粉をはらわずに部屋に入ることがある人…自宅で花粉対策を行っていない人の約8割
洗濯物を外に干すことがある人…自宅で花粉対策を行っていない人の約7割
上記にある通り、自宅での花粉対策を行っている人は約2割にとどまる結果に。
その理由としては「必要性を感じないから」「(必要性は感じるが)面倒に感じるから」といった回答が多く集まった。
さらに自宅での花粉対策を行っていない人のうちの約8割が「自分または家族が帰宅時に衣類の花粉をはらわずに部屋に入ることがある」、約7割が「洗濯物を外に干すことがある」と回答し、花粉の侵入や浮遊につながる行動をしてしまっていることが明らかに。
また、彼らに「自宅にいるときに『花粉』を感じるか」と聞いたところ、2割弱が「よくある」、そして約7割が「たまにある」と答えており、大多数が家で花粉を感じつつも、対策が不十分なまま過ごしていることが分かった。
[調査概要]
・調査名:花粉シーズンに関する調査
・調査対象:20~50代の花粉に悩む男女300名
・調査期間:2020年2月12日(水)~2月14日(金)
・調査方法:WEB調査
専門家が語る室内の花粉対策の重要性
少しでも快適に過ごす為に、室内における正しい対策法を知っておく必要があると、群馬大学で室内の花粉飛散などを研究する専門家の髙橋准教授は話す。
「花粉を室内へ持ち込まないためには、まず玄関で除去することが重要だと思いますね。玄関にはハンディサイズのクリーナーなどを用意し、衣類に付着した分を取り除きます。さらに、可能なら空気清浄機も設置して、常に稼働させておくとよいでしょう」
「窓などの侵入経路はもちろん溜まりやすいですが、室内ではその部屋の気流が関係します。エアコンや空気清浄機、換気扇、サーキュレーターなど、室内には気流をつくるものが多くあり、その流れを阻害する箇所に落ちて溜まりやすいですね」
「空気をキレイにするために『気流を意識すること』が重要です。空気清浄機の多くは機器の左右から空気を吸い込み、上部からキレイな空気を出す構造。そのため、高い位置より低い位置に置いた方が気流の範囲が広くなります。一方、空気清浄機能付きのエアコンは高い位置にあり、下方へ空気を出すため、高い位置をキレイにするのに適した気流ができます。この気流を家具などで妨げないようにし、できるだけ広く大きく循環するように意識してください」
最新家電の活用も有効的
髙橋氏のコメントにもある通り、窓や玄関といった「花粉の侵入経路対策」と、「室内の気流をよくすること」がとても重要。特に大きなカギを握ってくるのが、部屋の気流を生み出すエアコンと空気清浄機だ。
この時季おすすめしたいのが、パナソニックの高濃度のナノイー Xを搭載したルームエアコン『エオリア』と、ナノイー Xを搭載した加湿空気清浄機。
「ナノイー」とはOHラジカルをたっぷり含んだ水に包まれた微粒子イオンのこと。
「ナノイー X」にはOHラジカル量が「ナノイー」の10倍、「高濃度のナノイー X」には「ナノイー X」の2倍含まれているそうだ(※1)。
このOHラジカルが花粉のタンパク質を変性し、日本の主要な花粉(13種類)を抑制する効果が期待できる(※2)。
それぞれ別々に使っても花粉に対する効果はあるが、さらに、「エオリア」と加湿空気清浄機をダブル使いすることで花粉の抑制スピードがアップし、約6畳空間なら8時間で99%以上の花粉が抑制できるとのこと(※3)。エオリアだけを使うときより1.5倍、加湿空気清浄機だけを使うときより3倍速く花粉を抑制することもわかっているそうだ。
エアコンと空気清浄機を設置するときは、互いの気流がぶつかり合わないようになるべく離れたところ、そして対角線上に置くのも重要なポイントとのこと。こういった最新家電を活用しつつ、きれいな部屋の空気づくりをしていきたい。
少しでも花粉ストレスを軽くするために
花粉に悩む人が多いこの季節。
このつらさを少しでも軽減させるために、年々さまざまな対策グッズや家電が進化を遂げている。
こういった便利なアイテムなども活用しつつ、これからの時季を乗り切っていきたい。
※1:「ナノイー」:毎秒4,800億個と、「ナノイーX」:毎秒4兆8,000億個との比較。ESR法による測定。(パナソニック社調べ)
※2:<スギ花粉>【試験機関】パナソニック(株)プロダクト解析センター 【試験方法】約6畳の試験室内で、布に付着させたアレル物質をELISA法で測定 【抑制の方法】「ナノイー」を放出 【対象】花粉(スギ) 【試験結果】8時間で97%以上抑制、24時間で99%以上抑制(4AA33-151001-F01)。 <スギ・ヒノキ・カモガヤ・ブタクサ・ススキ・シラカンバ・ヨモギ・オリーブ・ビャクシン・モクマオウ・ハンノキ・オオアワガエリ・カナムグラ花粉> 【試験機関】パナソニック(株)プロダクト解析センター【試験方法】約6畳の試験室内で電気泳動法による検証 【抑制の方法】「ナノイー」を放出【対象】花粉(スギ・ヒノキ・カモガヤ・ブタクサ・ススキ・シラカンバ・ヨモギ・オリーブ・ビャクシン・モクマオウ・ハンノキ・オオアワガエリ・カナムグラ) 【試験結果】24時間で低減効果を確認(4AA33-151015-F01、 4AA33-151028-F01、4AA33-160601-F01、4AA33-160601-F02、 1V332-180301-F01)
※3:【試験機関】パナソニック(株)プロダクト解析センター【試験方法】約6畳の試験室内で電気泳動法による検証 【抑制の方法】「ナノイー」を放出【対象】花粉(スギ)【試験結果】8時間で99%以上抑制
(文:ソーシャルトレンドニュース編集部)