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「食う」はずのミギ―がふなっしーに存在食われる!? 染谷将太は爆笑も『寄生獣』監督引き気味

小峰克彦

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小峰克彦

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11月29日映画『寄生獣』が公開になります。原作漫画は累計1300万部を売り上げ、「日本漫画史上最高傑作」との呼び声が高い作品です。 

監督は『永遠の0』の山崎貴、脚本に『リーガル・ハイ』の古沢良太。そして撮影は『告白』の阿藤正一と今年を代表する日本映画になること間違いなしの顔ぶれです。

その9日前の20日、先行公開イベントが行われました。会場は若い女性が目立ち、ほぼ満員です。

作成者:東宝MOVIEチャンネル

ステージには山崎貴監督と主演染谷将太さん、そして主人公の右腕に寄生した謎の生物であるミギーの3名がまず最初に登場しました。ミギーの愛らしい動きに「かわいいー!」と黄色い声が飛びます。

染谷さんはクランクアップ後「ミギ―ロス」に陥ったらしく「寄生獣のガチャガチャを気付いたら全部(一台分)やってて……」とミギ―の魅力に撮影後も寄生された様子。

司会の方からミギ―の魅力について問われると染谷さんが「唇が色っぽい。スイートでかわいい」と独特な褒め言葉で返します。一方で監督は笑いながら「キモいですよね」と言い放ち、会場が笑いに包まれます。

そんなミギーの人気をあげるべく、強力な助っ人としてふなっしーが登場!彼の右手には寄生生物「みぎっしー」が……!

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(左から山崎貴監督、染谷将太、ミギ―、ふなっしー)

その日一番の歓声に染谷さんも「主演にもミギ―にも勝ってる」と笑います。

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(映画では食う側のミギ―、ふなっしーに存在を食われる!?)

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(劇中の寄生生物のように変形するふなっしー)

原作の大ファンだというふなっしーは「こういうのって原作が映画化になると抵抗を感じるなっしーな!で観た感想は……やっべーーー! 原作に忠実なおかつスリリングな展開になってるなっしー!」と実写化作品をべた褒め。監督から「素に戻ってる」というツッコミも入ります。驚いた点として「(ミギ―が)侵入してきて徐々に徐々にお互い感化されていく様子を見事にこう表現してるなっしーな。そこが見どころだと思うなっしー!(中略)内面から変わっていく感じがスゴい表れていたなっしーよ あ、ごめんなさい!どっから目線でいってんだって話なっしーな!」と続けます。

監督も爆笑しつつも彼の「ゆるキャラ」離れした感想にご満悦の様子。

しかし司会の方の「後編への出演をお願いすれば」という提案を監督は即座にお断り。それには「ふなっしーの出番なっしー!?」と落ち込み「青果市場で梨と一緒に並んでもよかったなっしーよ」と未練を覗かせました。

ふなっしーはミギ―と会った印象として「最初どぎつい感じしたけど……でも見慣れてくると徐々にかわいくなってくるなっしーな」と過去の自分と重なる部分もあるのか、期待を込めた口調でそう言いました。その言葉にミギ―もうれしそうにお辞儀をします。

更に人気者になるためにふなっしーはミギ―へ「寄生汁ブッシャ―」という決め台詞を伝授します。

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最後は染谷さん、山崎監督、ふなっしー、ミギ―、観客全員でヒットを願って「寄生汁ブッシャー」と叫び、イベントは無事幕を閉じました。

帰り道、僕も思わず「ミギー」と「ふなっしー」のスタンプをダウンロードしてしまいました。

しかしこの作品自体はイベントの「ゆるかわ」な印象とは異なる、衝撃的な描写もある容赦なしの本格エンターテイメントです。

ふなっしーも我を失いかけるほどいち押しの映画『寄生獣』。公開が待ちきれません!

 

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(文:小峰克彦)

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