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クリスマスデートには『寄生獣』!? 寄生されたアントニオ猪木&サンタコスのキャストが渋谷に登場

小峰克彦

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『ALWAYS 3丁目の夕日』『永遠の0』、今年は『STAND BY ME ドラえもん』など“泣けるヒット作”を連発してきた山崎貴監督。そんな彼の2014年最後の作品は一般的には予想外と思われる名作漫画『寄生獣』の実写化だ。

しかし本人にとっては「長い間の夢」と語るほどの念願の映画化。動員数は11月29日の公開から約1カ月で間もなく動員が100万人突破するらしい。今回も大ヒット間違いなさそうである。

そのヒットを受けて12月18日に渋谷PARCOスペイン坂広場で御礼イベントが行われた。

今回はクリスマス前ということもあり山崎貴監督、染谷将太さん、橋本愛さんが“サンタコスプレ”で登場。次いで登場したのは劇中の主人公新一の右手に寄生する、謎の生物ミギ―。彼だけ全身にイルミネーションが施され煌びやかな印象だ。道行く人は立ち止まり、驚きとうれしさの叫び声が止まらない。

橋本さんに「似合わない」と言われたという染谷さん。しかし普段のクールイメージとは異なる姿に、遠くから見つめる女子たちからは視線と熱視線と歓声が……!。
一方で、男性陣がドキドキしてしまうようなサンタ姿を披露した橋本さんへ、山崎監督から「ずっとそれ(サンタの格好)で生きていったらいい」という助言?が。

「やめてください…いまがんばってますから」と控えめに照れる彼女は、劇中で演じた村野里美の積極的な印象とは違う、素のかわいらしさが爆発していた。

司会者の方から『寄生獣』について聞かれると、橋本さんから「2時間という長すぎない尺が魅力的」というお客さんの目線に立ったコメント。続けて「100万人じゃ足りない」という強気発言が飛び出し、彼女の作品への自信がうかがえた。

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次にクリスマスツリーの代わりにイルミネーションをまとったミギ―の点灯式!
三人の「メリークリスマス」ならぬ「ミギ―クリスマス!」の掛け声でキラキラと光りだし、会場は和やかな雰囲気に包まれた。

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(点灯したミギ―)

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特別ゲスト、アントニオ猪木が登場!

今回は特別に、完結編で出てくる“最強の生物”にちなんで“日本を代表する最強生物”としてアントニオ猪木さんがおなじみの入場曲に乗って登場。今回もアントニオ猪木さんの右手にはミギ―が……!

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(伝説の男が劇中にならって寄生された姿に感激するキャストの皆さん)

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まず橋本さんが「右手に寄生して下さって感動です……!」と驚きを隠せず、山崎監督は「猪木さんにミギーがついたら最強ですよね……後藤(浅野忠信演じる完結編の最強の敵)とも闘えます」と感慨深げに呟き、本作主人公である染谷さんも「勝てますね」と太鼓判を押した。

 

司会者の方から、劇中に出てくるような謎の寄生生物に食べられそうになったら、どう対応するか」という質問が猪木さんに向けられる、「(ミギ―がある右手ではなく)左ジャブで応戦する」という男気溢れる回答。
しかし勝つ自信について問われると「もうダメだね」と意外にも弱気な返答が……!本日一番の爆笑が起こる。「ココ勝負という時には力が出そう」という劇中の新一と同じく覚醒する可能性も示唆。言葉からも衰えを感じさせない、さすがの貫禄を見せた。

 

最後に写真撮影に伴って「ミギ―クリスマス!1、2、3、ダ―!」とおなじみの掛け声を『寄生獣』風にアレンジして会場全員で叫び、さらなるヒットを願った。

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アクションも人間ドラマも“ありがち”な映画とは一線を画している本作。宣伝イベントもまったく予想できない内容だった。
クリスマスや年末休みに映画「寄生獣」を観に行くと“ありがち”な休日から脱却できるかも……!

(文:小峰克彦)

 

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