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ついに発見!LINEグループのあかるい退会方法

岡本拓

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岡本拓

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○誰もが経験アリ? めんどくさいLINEグループ!
私たちの生活の中でもはや欠かせない存在となったLINE。
しかし、便利な面もあれば嫌なところもありますよね?
たとえば、LINEグループ。
くだらないやり取り、鳴りやまない通知音、既読無視、スタンプの連発、コメントの強要、かまってちゃん、KY男、未読数100件以上……

あー、もうヤダヤダ!考えるだけで面倒ですね!!

実際、私と同じように思っている人も多いようで、10代女子の54.1%が「抜けたいLINEグループがある」と答えている調査結果もあるほど。みんな、結構抜けたがっているんですね。

○LINEグループを抜ける難しさ

しかし、LINEグループってめっちゃ抜けづらいんですよね。
なぜなら、抜けると他の人の画面に「~さんが退会しました。」と表示されちゃって、抜けたことがバレてしまうから。
聞いた話によると、勝手にグループを抜けてしまうことで、「なんで抜けたの?」と後で聞かれたり、場合によっては人間関係が悪化することさえあるそうな。いやー、こわいこわい。

うーん、なんかうまい抜け方はないものか……でも、Google先生に聞いてもいい感じの解決策ないしな……

というわけで、今回は真面目に“LINEグループのうまい抜け方”について考えてみようと思います!

方法1「一分以内に退会する」〜大人数のLINEグループで有効なセンスのいい方法!?〜

“LINEグループのうまい抜け方”を考える上で、役に立ちそうな画像があります。
こちらをご覧ください。

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いかがでしょう?
画像だけですでにジワジワきている人は笑いのセンスのある人です。
でも、これだけではよくわからない人もたくさんいると思うので、具体的に説明していきますね。(ちなみに、私は最初まったくわかりませんでした

簡単に説明すると、これは都内の某A大学のとある学科のLINEグループの画像。
卒業式の当日に、学科の卒業パーティーが開かれることになってリア充が「みんなで楽しみましょう」と呼びかけている、という構図です。

いやー、いますよね!こういう「みんなで楽しもうぜ!絶対その方が楽しいでしょ!」って人。
孤独を愛する私としては、こういう人を見ると「脳が金八イズムに侵されている」と思ってしまいます。

linegroup2

(ウエンツくん、君とは仲良くなれない自信がある。会ったことないけど)

大人数かつ空気を読む必要のある、めんどくさいこのLINEグループ。
しかし、“リア充のリア充によるリア充のためのリア充発言”は、勇気あるひとりの非リアの突然の退会によって打ち砕かれてしまうのです。

linegroup2

それぞれのコメントの投稿時間をよく見てください。ウエンツくんが書き込んだ一分以内に、狙いすましたかのようなタイミングでひとりが退会しています。
非リアによる無言の抵抗であり、「みんなで楽しみましょうとお前らは言うけど、みんなで楽しまない権利だってあるはずだぞ」と訴えているようにも思えます。

なんてセンスのいい退会でしょうか!

その後、他のリア充たちがノリ良さげにコメントをしてますが、退会者が二名もいるのでリア充発言がなんとも物悲しく見えてきます。

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(こんなに哀愁漂う「いえあ!」を私、初めて見ました)

○画像を通じてわかること

現在のLINEの仕様では「~が退会しました。」と表示されないようにすることはできません。「退会しました」と表示されてしまう事実は変えられないのです。

なので、問題は「抜けたことをどう隠すか」ではなく「抜けたことに対していかにして文句を言わせないか」になるのです。

上の画像ではリア充に「盛り下がるようなことは、今は言えない」という考えが生まれるので、たとえ退会者が出たとしてもそれに対してつっこめないんですよね。
そして、パーティーが終わったころには、「なんで抜けたの?」と聞くには遅すぎる。

人間関係の濃くない大人数グループはこれで十分。
最初こそ、「あいつ抜けたんだ」と思われても、三日もあれば抜けたことを忘れられてることでしょう。(実際に私がこの方法を使った時は二日で忘れ去られたそうです

さて、この「抜けたことに対して文句を言わせない」という考えを念頭に、より穏便な抜け方を考えてみましょう。

方法2「夢を語ってみよう!」〜少人数のLINEグループで有効〜

先ほど紹介したのは、大人数のLINEグループで使える方法でした。
しかし、大人数グループだけがめんどくさいわけじゃないですよね?
少人数グループでもアホみたいにLINEしてる場合もあるし、結び付きが強い場合もあると思います。

その時は、たとえばこんな風にLINEを送ってみましょう。

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(画像は記事のために作成したものです)

そうです、夢を語ることです。
みなさんの中にも、受験を理由に部活・サークルを辞めたことや、留学を理由に会社を辞めたことがある人がいると思いますが、それと同じ要領。

ポイントは以下の五点。

(1)キレイゴトでまとめてしまうこと。

「夢」「新しい自分」「資格」「将来のことを考えて」「キャリアアップ」「一度きりの人生」「今でしょ」……などなど、ポジティブな単語を連発しましょう。こうすることで、相手は何も言えなくなります。
なぜなら、ポジティブなメッセージに反論すると、相対的に自分が小さい人間になってしまうからです。

(2)夢はリアリティがないくらいがちょうどいい。

かかげる夢は現実的なものより、ちょっと突拍子もないくらいの方がいいです。
だって、「漢字検定二級をとりたいのでグループ抜けます」より「司法書士の資格をとりたくて、そのために毎日必死で勉強したいのでグループ抜けます」と言った方が反論しづらくないですか?
(政治でも、ぶっ飛んだ理想郷的な政策を打ち出した方が選挙で勝ちやすかったりしますもんね。私の出身地である大阪府が良い例です

(3)ガチ感を出す。

文章にリアリティを出すことも重要です。何度も推敲しましょう。
就職活動の志望動機以上にしっかり作り込むことをオススメします。
具体的な方法をひとつあげるなら、たとえばひとつの文章の中に三回以上「夢」という単語を入れること。
「夢だなんて恥ずかしい」とか思わずに、EXILEのHIROさん並みに熱く語りましょう。

(4)アブナイ雰囲気を醸し出しておく。

より可能性を上げたい人はアブナイ雰囲気を醸し出して、相手が自ら遠ざかるように仕向けましょう。
グループを抜ける際の文章に「勝間和代さんも~とおっしゃってますし」とか付け加えておくことで、「アブナイな」と思われ、自然と距離を置いてもらえるはずです。

(5)「他のグループも抜けさせてもらったんだけど……」と言う。

「他のグループも抜けさせてもらったんだけど……」と一言付け加える方法も有効です。
自分のグループだけ特別にはできないですからね。最後のひと押しに使ってみましょう。

以上の五点を踏まえた上で夢を語れば、きっと面倒なLINEグループを抜けられるはずです!

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○つながらない勇気も必要

SNS全盛の現代。昔だったら“対面での交流だけで済んでいた人”とも、日常的に交流をせざるを得ないことが増えています。
そんな時代だからこそ、“つながらない勇気”が必要だと、私は思うのです。
Facebookの友達の数がすべてじゃない。合わない人とは無理に仲良くなろうとしない。相手によっては、意識的に距離を置き、フェードアウトしていく……
そして、そういう能力が自分を守ることに直結する場合すらあると思います。

○Facebookで元上司に“ブス”と呼ばれている女の子の話

私の友達に元上司(女)に“ブス”というあだ名で呼ばれている女の子がいます。
Facebook上でもそう呼ばれているから驚きなのですが(客観的にみて彼女はブスなんかではないし、むしろ可愛いし普通に付き合いたい)、実は彼女、しばらく前に転職しているんですよね。

それなのに、今でも元職場の上司にFacebookで“ブス”と呼ばれて続けている……これって、ネットの発展してなかった昔では考えられなかったことじゃないですか。
昔なら「もう会わない」ために断ち切れていたはずの関係なのに、今も悩まされている。
彼女の性格が控え目で心優しいこともあり、起こっている事態ですが、私の周囲を見ている限り、こういうことって意外に多いと思うんです。

しかし、私は声を大にして言いたい。自分を傷つける人は遠慮なく切ってしまおう、と。

この女上司のように、人の心の痛みに鈍感な人は一定数いて、気の優しい人や、控え目な性格の人は振り回されてしまうことがあります。
“人の心の痛みに対する想像力は成熟した大人の必須条件”のはずなのですが、コミュニケーション能力の低い彼らには、それが理解できていないのです。(ウェイウェイすること、社交的なことだけがコミュニケーション能力ではありません)

自分を守るという意味でも、LINEやFacbookの便利さをちゃんと受け取るという意味でも、“人との付き合い方”について、深く考える努力が求められているのではないでしょうか。

(文:岡本拓)

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