人気ゲーム実況者:茸(たけ)「どうも、僕です!普段はなかなかやらないんですが、取材ということもあって、記者の方にマイクラを1から教えてあげました!ところが……恩を切り傷で返されるというまさかの展開が!ぜひ動画をご覧ください!」
こんにちは!今回はじめてマインクラフトというゲームに挑戦した、記者のノリコ・ニョキニョキです。愛称をニッキーと申します。
今、ニコニコ動画やYouTubeで大人気のゲーム実況なのですが、その魅力って一体?というところを全4回のシリーズを通してご紹介していけたらなと思っております。
ゲーム実況ってなに?という方のために簡単にご説明いたしますと、ゲーム実況とは、「(配信者が)しゃべりながらプレイする動画に対しリスナーがコメントする」こと。ゲームの攻略と解説をしっかりと行なう王道スタイル、突っ込み所を探しては笑いを取りに行くネタ中心型、独り言のようなもの、ネットラジオのようなものなど様々なスタイルがあります。(ニコニコ大百科より)
私自身、にわかファンではありますがゲーム実況を見るのが好きで、一人暮らしのさみしさを実況者の方々の軽快なトークで紛らわす日々を送っていました。
そんな中、棚からぼたもち的に、とても楽しそうな案件に関われるチャンスがめぐってまいりました。なんと、人気実況者である茸(たけ)さんからマインクラフトのいろはを教われるというではありませんか!是非取材に行かせてくださいと名乗り出たというわけなのです。
さて、マインクラフト、通称マイクラって一体どんなゲーム?私自身、マイクラをプレイした経験はありません。全く何もわからない状態です。「本当に一から教えて欲しいんですが……」とお願いしたところ、「大丈夫ですよ!」とさわやかな返事が。なんて心が広いんでしょう!そして私はなんてずうずうしいんでしょう!
というわけで、早速マイクラを触ってみました。操作はシンプル。前進がW、右がD、左がA、後退がSです。
が、なぜかマウスが用意されていない状態でマイクラに挑まなければならず、操作の段階で悪戦苦闘。いきなり頭まで入水してしまう事態に。
ちなみに、マイクラの1ブロックは1m四方らしいです。世界はなんと、地球の20倍もあるとのこと。
広大です!と、私の目に入ったやばい生物。
イカだそうです。
やばいね、マイクラ。
★採取をしてみよう
では早速、マイクラの基本となる「採取(採掘)」をしてみます。まずは木の収拾。
左クリックの長押しで採取。右クリックで置く、という操作を覚えました。そこから、ものづくりの基礎となる「作業台づくり」まで完了。
★剣を作ってみよう
ここから茸(たけ)さんのちょっとしたいじめが始まります。右も左もわからない私に対して茸(たけ)さんが一言、
「木材と棒を使って木の剣を作ってみてください!」
ええええそんな急に!
どのように作ればいいのかわからず四苦八苦。ヒントをもらいながらやっとのことで木の剣を作ることが出来ました……。
せっかく剣が出来たので、
出来ごころで茸(たけ)さんを殴ってみました。
思ったよりHPが削られてしまうようで、反省いたしました。
★斧を作ってみよう
引き続き斧を作ってみることになったのですが、茸(たけ)さんは簡単にはヒントを教えてくれません……!「おねだりして!」と言われたのですが聞かなかったことにして自力で挑戦!難航するかと思いきや、剣づくりで要領を掴んだのかスムーズに作ることができました。しかしそうこうしているうちに夜が来てしまい……ノートパソコンだと画面が暗くなりすぎて何も見えないという状況に。
そんな中聞こえてくるあいつらの声……?!逃げろ!!!
というわけで、part1はチュートリアル&ものづくり編でした♪次回、戦闘編(正確にはひたすらやられる編)!そして理想の家づくりについて語ります。どうぞご期待ください!
さて、ここからはインタビューをお届けします!連載を通して茸(たけ)さんにあんなことやこんなことを聞いていきましょう!
――早速ですが、茸(たけ)さんがゲーム実況を始めたきっかけを教えてください!
「もともとゲーム動画を見るのが好きだったのですが、ゲーム実況に興味を持ったのは、ボルゾイ企画さんがやっていた青鬼の実況を見て、『こんなに面白いことが出来るんだ!』って思ったのがきっかけです。ただ、ゲーム実況を知ってから活動を始めるまでに1年はかかっていて。なんでかっていうと、先に動画をあげている皆さんとネタがかぶってしまうといやだなと思ったので、今プレイしている人たちの名前や長所を全部メモしてデータ化したんです。そこから良いところだけ取っていけば、面白い人になるんじゃないかと思ったんですよね。それをやってたら1年経っちゃいました。元々学生時代から目立ちたがり屋で、それを理由に生徒会に入ったりしていたので。『なんだこいつ』って思ってもらえるために色々と考えました。」
――実況はなぜ盛りあがっているんだと思いますか?
「やっぱりユーザーさんに支えられているなって思いますね。しっかり作り込まれた面白いものではなくて、日常にある身近なゲームを題材にして、プロのアナウンサーやお笑い芸人さんでもない僕たち一般人がしゃべってゆるく実況している動画を見てみたら、これはこれで面白かった、っていう流れで新しい文化になったんじゃないかなぁと思います。この面白さに気付いてくれたユーザーさんのおかげだと思ってます。」
――デビュー作を上げたときのリアクションはどうでしたか?
「一番記憶に残っているのは、『なんだこいつ!』ってコメントで、それが実は一番嬉しかったんです。『なんだこいつ!』って思われたら勝ちだと僕は思っていて。ほんとに過疎っているような動画だったけど、ユーザーさんに作品が届いたことを実感できたんですよね。今の僕がそのデビュー作見ても面白いですもん。自信作です。」
茸(たけ)さんの笑顔に癒されます……。茸(たけ)さんが繰り返しおっしゃっていたのは、「なんだこいつ」と思ってもらえるのが原動力だというお話。そんな発想が茸(たけ)さん節を生み出していたんですね!
次回インタビューではマインクラフトを始めた理由、マインクラフトの初心者の楽しみ方について伺います!動画と併せて、お楽しみに!
(文:ノリコ・ニョキニョキ)