新宿駅東口を出て交番を抜け、アルタの横を通り過ぎると突如として現れる町、「歌舞伎町」。
そしてその歌舞伎町の中で一見、砂漠の中のオアシスのように光り輝いているのが、そう、「ホストクラブ」……。
一歩足を踏み入れればそこはもう「異国の地」……。
女子大生たちが興じる夜遊びとは……?
正直、私のようなもっさい女子大生の成れの果てのような存在には、かなり近づき難い場所なのですが、なんとこの異国の地、歌舞伎町で大胆にも夜遊びに興じている女子大生たちがいるようです。
しかもその内容がなんと“ホストクラブに行き、初回料金で遊んで帰る”というもはや「どこの国の言葉ですか……?」と言いたくなるようなハイレベルなもの……。
初回料金って……?
ちなみに初回料金とは、ホストクラブが通常来店時に提供しているサービスを、お客様が初回来店時に限り、格安な値段で受けられるというサービスです。
驚くべきことに彼女たち、「多くのホストクラブを初回料金サービスのみで遊び歩く」と言う、いわゆる「初回荒らし」として、さらに一歩、二歩、三歩上を行く遊びを楽しんでいるようです。
そこで、そんなハイレベルな遊びに興じる女子大生たちに話を聞いてみると……
「普通に居酒屋で飲むより、初回料金でホストクラブに行った方が断然価格が安いからお得なんです♡」(S大学4年・22歳)
「値段が安いし、しかもチヤホヤしてもらえるので居酒屋よりテンション上がります!」(K大学4年・22歳)
との答えが……。
どうやら初回料金で遊ぶホストクラブは、普通の居酒屋で飲むよりも価格が安く、しかもチヤホヤしてもらえるという嬉しいメリットまであるとのこと!
以上の理由から、ホストクラブの初回料金サービスにハマる女子たちが増えているようです。
というわけで、そんな「初回荒らし」と呼ばれる女子大生たちにインタビュー!と、言いたいところなのですが、少し趣向を変えて今回はなんと!この「初回荒らし」を実際に目の当たりにしてきた元ホストの男性にインタビューをしてみました!
甘いマスクに巧みな話術で数多くの女性たちを虜にしてきたこちらの男性……。正直「初回荒らし女子大生」のことをどう思っていたのでしょうか……?
「正直ガッカリしちゃいますね」初回荒らし女子大生に物申す!
(元ホスト 源氏名MIYABI 26歳 小池徹平似)
――まず、どんなお客さんがいるんですか?
「いらっしゃるお客様は何パターンかに分類出来て、1つ目が「ホスト通いに慣れている、ホストクラブを楽しみたいお客様」、2つ目が「女子会感覚でいらっしゃるお客様」、3つ目が「あえて初回サービスを狙ってくるお客様」です。比率的にはやはり社会人女性の方が多かったように思えましたが、意外にも女子大生のお客様もいらしてました」
――色んな方がいるんですね。ではここでは3つ目「あえて初回サービスを狙ってくるお客様」について正直どう思っていましたか?
「正直言うと、僕たちホストにとって“初回のお客様”と言うのはチャンスなんです!初回の方はまだ指名ホストが付いていないので、次回時に自分を指名してもらえるようにいくらでもアピール出来るチャンスなんです。ただここで「初回荒らし」のお客様だと、「ホスト遊びに慣れている上にお金を落としていってくれない」ので正直嫌でした(笑)。さらにそれが女子大生となると、こちらとしては「女子大生だ!やったー!」とテンションが上がっているのに「初回荒らし女子大生」となると「全然初々しくないじゃん」と、かなりガッカリしていました(笑)」
――初回荒らし女子大生」はガッカリされてしまうんですね……。では最後に「初回荒らし女子大生」たちに一言お願いします!
「初回料金で遊びに来てくれるのはとっても嬉しいですが、「初回荒らし」になってしまうと僕たちホスト的には、かなりガッカリしてしまうのでぜひ程々にして下さい……(笑)」
ホストの皆さんは笑顔の裏でこんなことを考えていたんですね……。
女子大生の皆さん、初回荒らしで楽しむのもいいですが、楽しみすぎて足元をすくわれないようくれぐれもご注意を……。
(文:田中七海)