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科学vs音楽の勝敗はいかに!?サイエンスの驚きに満ちた新感覚ミュージックビデオ

ソーシャルトレンドニュース編集部

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以前に紹介したアメリカ・シカゴ出身のバンド「OK Go」のように、世界にはミュージックビデオにこだわるミュージシャンが数多くいます。

そんな中、ニュージーランド出身で現在ニューヨークをベースに活躍中のミュージシャン、Nigel Stanfordがリリースした新曲「CYMATICS(サイマティクス)」のミュージックビデオが、これまたスゴいことになっています。

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ふつうミュージックビデオは、曲が完成してからそれに合うコンセプトの映像が作られる “曲ありき”の作品であることが大前提になりますが、CYMATICSのミュージックビデオは、なんとその逆。
まず映像をつくってから、それに合わせて音楽を制作したという仰天の発想です。
それほど映像にこだわったということは、そこに合わせる音楽の制作にもかなりのプレッシャーを感じたかもしれません。だって本業はミュージシャンですから(笑)。
ミュージックビデオの中で重要な役割を果たす器具なども、Nigel氏を含むMV製作チームが自分達で集め、時には手作りし、2年もの歳月をかけて完成させたという徹底したこだわりぶり。
一体どんなミュージックビデオなのでしょう。

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曲名の「CYMATICS」とは“特定の周波数の音が作り出すパターン”のことを意味するようです。
なんだか小難しく聞こえますが、とっても簡単に言うと「音を形で表現できる」ということ。
同ミュージックビデオは、副題でも「Science Vs. Music(科学vs音楽)」と名づけられている通り、科学と音の競演を楽しむことができます。
CGを使った演出は一切無し。
ビデオ冒頭では「All of the experiments in this video are real.(このビデオの現象は全て本物です)」とメッセージが現れ、期待感をさらに煽ります。
曲が始まると、洗練された音楽に合わせて驚きの化学現象が次々に繰り広げられます。

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細かな砂が鉄板の上で跳ねながら動き、模様を変えていったり、穏やかな水面がドラムのキックに合わせて波状に揺れたり、立ち上る炎が鍵盤の音に合わせてその形を変えていったりと、その光景はイリュージョンのよう。

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目を疑いたくなるような現象がスタイリッシュなトーンの映像で表現され、とてもクリエイティブな気分にさせてくれます。

作成者:Nigel John Stanford
驚きの現象がどのようにつくられ、撮影されたかは、メイキング映像で確認できます。
本編と同じように、作品の一部として私たちを楽しませてくれ、こちらもかなり興味深いです。

メイキング動画1

作成者:Nigel John Stanford
メイキング動画2

作成者:Nigel John Stanford
メイキング動画3

作成者Nigel John Stanford
Nigel氏の次回作品が気になるところですが、また2年後なんて先の話になるのでしょうか?(笑)
科学の発展により今後も更なる進化が期待できる、新感覚のミュージックビデオでした。

(文:ソーシャルトレンドニュース編集部)

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