吐く息も白くなり、もうすっかり冬本番。ツンと張りつめた空気を温める優しさが恋しくなる今日この頃。寒い寒いと部屋で過ごすのも幸せではありますが、思い切って外に出てみるのもいいものです。
そこで、冬の風物詩イルミネーションはいかがでしょう？
しかし「そろそろ王道のイルミネーションには飽きてきた……去年と同じでは物足りない!」という(わがままな)人もいることでしょう。
今年は、ただ見るだけでは終わらないのです。
マップを見ながら制覇を目指すものや、遊園地全体が舞台になっているなど読んだらすぐに訪れたくなる都内4つのイルミネーションをご紹介します。
◆オリエンテーリング型 Bright Christmas 2014～Disney TIMELESS STORY
～5つのビルを巡って、丸の内で夢の国気分……～
東京丸の内・有楽町と横浜みなとみらいは複数のビルが提携してDisneyイルミネーションを行っています。「アナと雪の女王」や「シンデレラ」をモチーフにしたものや、「マレフィセント」の世界展、最新作「ベイマックス」の等身大パネル展示などディズニー好きでなくても気になるコンテンツが盛りだくさん。恋人に限らず友達といっても盛り上がることまちがいなしです。
ディズニーランドに行く余裕はないけど、冬の魔法にかかりたい。という願いを叶えてくれるとっておきのイベントです。地図を見ながらのイルミネーション巡りは、オリエンテーリングのようなわくわくを感じられるのが特長。
また、それぞれのビルでクリスマス限定メニューも用意されているので、洗練された大人の街でディナーをするのもなんともロマンチックかもしれません。
クリスマスまでに何度でも行きたくなるイベントです。
◆室内型イルミ KITTEホワイトツリー
～照らし出される真っ白な巨大ツリーがあるのは……まさかの室内!?～
東京駅から徒歩3分、商業施設「KITTE（キッテ）」1階アトリウムにある真っ白なクリスマスツリーは6階吹き抜けの中央にそびえたっています。1階から見上げるのはもちろん、上の階から見下ろして楽しむこともできるので、お気に入りの角度から写真を撮ることもできます。
イルミネーションを見に行くと、寒さや人の多さで女性が不機嫌になってしまった、なんて経験のある男性も多いでしょう。室内イルミの嬉しいポイントは寒くないこと。女性の大敵、冷えの心配がないので和やかなムードで楽しみ、さらに雑貨やアパレルなど98店舗の揃う施設内でショッピングまで楽しめるのです。これは男性からすると嬉しい情報。女性には終始笑顔でいてほしいですものね。
イルミネーションを見ながらクリスマスプレゼント選びをすると親密度がアップしますね。
◆Nakameguro 青の洞窟
～春の桜の名所中目黒が冬の夜にはイタリアに～
春には桜色に彩られる目黒川が冬の夜には青く染まります。
イタリアの名所青の洞窟をイメージして全長500メートルの目黒川をLEDライトが照らし出します。
すでにデートスポットとして話題なのも頷ける幻想的な空間。
開催中不定期で青いサンタクロースが登場し、日清商品のパスタソース「青の洞窟」をプレゼントしてくれる可能性も……。
川を挟むようにライトがアーチ状になっているので洞窟をくぐったり正面から見ることは難しいですが、冷たい手を温め合いながら河川敷を歩く王道のイルミネーションで、しっぽり温もりを分け合うのも素敵。
◆よみうりランド ジュエルミネーション
～エンターテイメントが光るっ！夜の遊園地～
東京を代表する複合型遊園地読売ランドは開発した世界初の７色のジュエリーカラー を 基調とするLEDで施設全体をコーティング。
目が覚めるほどカラフルなイルミネーションやショーはダイナミックでラスベガスを思い起こさせます。
4つのエリアで8つのショーが毎日開催され、参加型イベントや無料で撮れるジュエリーフォトフレームなどどれから見に行こうかと目移りするほど種類豊富。どちらかと言えばファミリー向け、また大人数でわいわいするのも楽しそう……。
16時から入園できるナイトパスも用意されているので仕事終わりや学校終わり、観覧車に乗りながらはしゃげば、寒さなんてへっちゃらだったあの頃を思い出すかもしれませんね。
以上、今年らしさたっぷりのイルミネーションでした。
大切な人と見る宝石のようなイルミネーションは冬にしかない特別な幸せ。
冷たい空気も、耳をくすぐる笑い声で温もりを感じる夜になりそうです。
なぜこんなにイルミネーションの多様化が進むのか？
見るだけで終わらない理由は、イルミネーションを見に行くだけの関係で終わりたくない表れかもしれませんね。
（文：大久保彩乃）
Bright Christmas 2014～Disney TIMELESS STORY
