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10日にチケット発売開始!東京国際映画祭 2015年の日本映画ダイジェスト的な部門がアツい

ソーシャルトレンドニュース編集部

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『第28回東京国際映画祭(TIFF)』が10月22日より開催される。チケットを買えば誰でも参加できるこの映画祭。日本ではこの機会にしか見ることのできないような、世界の映画が見られる貴重な機会だが、もちろん日本映画も充実している。
特に「JAPAN NOW」部門は、既に2015年公開の日本映画のベスト選、おそらく年末にかけて賞レースにあがってくるような作品が目白押しとなっている。

そこで、10日(土)のチケット発売を前に、注目作品を総ざらい! 過去のソーシャルトレンドニュースの映画記事とともに、ご紹介!

是枝裕和、園子温、塚本晋也、山下敦弘……日本を代表する監督の2015年の作品が一同に

海街diary

(c)2015吉田秋生・小学館/フジテレビジョン 小学館 東宝 ギャガ

(c)2015吉田秋生・小学館/フジテレビジョン 小学館 東宝 ギャガ

セクシーな長澤、危う気な広瀬…『海街diary』ファッションから見る4姉妹性格分析

まずは、6月に公開され、綾瀬はるか・長澤まさみ・夏帆・広瀬すずが4姉妹を演じるという豪華キャストで話題になった『海街diary』。
『誰も知らない』『歩いても、歩いても』などで、“残された者たち”を描いてきた是枝裕和監督が、『そして父になる』で第66回カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞後の第一作。

ラブ&ピース

(c)「ラブ&ピース」製作委員会

(c)「ラブ&ピース」製作委員会


西田敏行「映画が良すぎて長谷川博己と2人で飲んだ」『ラブ&ピース』に手応え

そして、今年『みんな!エスパーだよ!』『新宿スワン』『リアル鬼ごっこ』など4本が連続公開された園子温監督。その中でも、おそらく本人の熱量が最も高かった感を受けるのが『ラブ&ピース』だ。
何も持たない青年が、夢を叶えていくにつれて、得たもの・失ったものを描き出す青春映画でありながら、ファンタジーの要素も併せ持つ、大傑作になっている。

野火

(c)SHINYA TSUKAMOTO/KAIJYU THEATER

(c)SHINYA TSUKAMOTO/KAIJYU THEATER


リリー・フランキーも怪演!戦後70年目に観るべき映画『野火』

終戦から70年経った今年、公開された戦争映画の中でも、かなりの低予算で作られた作品。塚本晋也監督が、親の遺産をも使って、多くのボランティアスタッフとともに作り上げた。少しずつ戦争に近づいている気配が感じられた今年。監督の言葉を借りれば“営利目的で作り上げられた熱狂”の感じられる、戦争へのプロパガンダや、ヒロイズムの感じられるハリウッド映画とは一線を画した作品となっている。

味園ユニバース

(c)2015「味園ユニバース」製作委員会

(c)2015「味園ユニバース」製作委員会

関ジャニ・渋谷すばるを“アイドルらしからぬ凶暴男”に映す!?山下敦弘監督インタビュー

関ジャニ∞の渋谷すばるの初主演映画であり、監督は山下敦弘。監督の作品で言えば『天然コケッコー』のような爽やかな作品かと思いきや、どちらかといえば『松ヶ根乱射事件』に近いテイストの作品となっている。
主人公は、記憶喪失の、歌のうまい前科者という設定。この作品に渋谷すばるを主演させるというチョイスをした、ジャニーズ事務所およびジェイ・ストームに賛辞をおくりたいレベルの異色の組み合わせだが、この設定が、おそろしいほどに渋谷すばるにハマっている。

これから公開される注目の作品も!

そして、既に公開された作品だけではなく、年末から年始にかけて公開予定の注目作3本も、いちはやく見ることができる。

(c)2016「家族はつらいよ」製作委員会

(c)2016「家族はつらいよ」製作委員会

『ぐるりのこと。』以来7年ぶりとなる橋口亮輔監督の最新作『恋人たち』、山田洋次監督が2013年の大傑作『東京家族』と同じキャストで作り上げた喜劇映画『家族はつらいよ』。
さらにはNEWSの加藤シゲアキによる原作を、『パレード』などで若者の暗部をえぐる演出をみせ、優れた才能も示した行定勲監督が手掛ける『ピンクとグレー』など、日本を代表する監督たちの注目作が目白押しである。

(c)2016「ピンクとグレー」製作委員会

(c)2016「ピンクとグレー」製作委員会


なお、これらの作品は、今年から会場となる新宿ピカデリーで公開される。もちろん、映画祭は外国に自国の文化を売り込む場ではないが、今回のラインナップは日本人にとっても、現在の日本映画をいいとこ取りするのには最適なラインナップ。六本木の本会場も捨てがたいが、新宿に入り浸る作戦もアリかもしれない。

(文:ソーシャルトレンドニュース編集部)

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