concept01

 
「女子は感受性が豊か」と言われていますが、そうです。
 
世の中からどんどん「好き」を見つけられる、ときめき上手な生き物なんです。
 
時にはその「好き」が広がりすぎて、うまく言葉にできないこともしばしば。
 
だからつい、こんな表現になってしまったりもするのです。
 

concept02
 

「ヤバイ!」「とにかくヤバイ!」「よくわかんないけど、全部好き!」

 
女子にとっての「好き」って、そういうものではないでしょうか。

「オタク(ヲタ)」に近いけれど、ちょっと違う愛し方

一方で、男子の「好き」は、もっと真っすぐで、論理的で、絞られた愛の傾向にある気がします。
 
特定のものに対して、極端に傾倒することを「オタク(ヲタ)」と呼びますが、これってちょっと、「男子的な愛し方」なのではないだろうか……。
「女子的な愛し方」って、もっと違った形のような……?
 

「オタク」と言えるほど知識が豊富かというと、そんな自信はない。
 
好きな理由を論理的に伝えられるかというと、それも難しい。
 
確かに好きなのに、自分を「オタク」と名乗るのは、ちょっと気が引けてしまう、あの感じ。
 
そんな肩身の狭さや違和感を、どこか感じていました。
 
concept03
 
いえ、わたし自身も大好きで仕方ない偏愛的なものがありますし、充分オタク的要素があることは自覚しています。
 
でもそれ“だけ”を好きというよりも、好きだから“こそ”、愛する対象が広がってしまうこの感じ。
 
この感じを、もっと的確に表す言葉ってないのかな……?
 
そんな風に思っていた時、この言葉に出会いました。
 
concept04

―屋烏之愛―

溺愛、盲愛のたとえ。
「屋烏」は屋根にとまっている烏(からす)のこと。
その人を愛するあまり、その人に関わるもの全て、その人の家の屋根にとまっている烏さえも愛おしくなること。

concept05
 
これこそ、女子たちの「好き」の形に近い言葉なんじゃないか……!?
 
ドンピシャな言葉に出会えた嬉しさとともに、あらためて、女子というトキメキ上手な生き物たちの、深く、寛容な愛に感動し、震えたのです……!
 
だってわたしも、大好きなアーティストはその人の地元がなんだか好きになっちゃうし、着ている服とか、好きな食べ物とか、そういうのも愛おしくなっちゃうし、なんなら、もういっそ結婚したいし!!
 

そうか、わたしの好きな気持ちって、「屋烏之愛」だったんだ……(震える)!

 
この女子なりの愛し方の素晴らしさを、もっとたくさんの人に伝えたい!!

突き進む「オタク」の愛と、広がる「オクウ」の愛

そこで、「オタク」とは似て非なる、また別の深すぎる愛を表す言葉として、「オクウ」という言葉を提案したいと思います。
 
わかりやすく分けるなら、「オタク(突き進む愛)」と「オクウ(広がる愛)」、です。
 
concept06
 
どれだけ詳しいとか、どれだけコレクションしているとかじゃない。
 
言葉にはしづらいけれど、確かに好きだという、このビック・ラブ!

 
concept07
 
この連載では、そんな「オクウ」な女子たちの愛について、言葉にしていきます。
 
 
ヲク研究家1号・佐藤由紀奈
 

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