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“トクベツ感”の演出がSNS投稿のカギ!【『撮影女子会』から読み解く女子の自撮り・SNS投稿のリアル 後半】

ソーシャルトレンドニュース編集部

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今日こんなキレイなパフェ食べて幸せだった~とか、今日友達とドライブ行って楽しかった!などなど、自分の感じたワクワク・ドキドキを誰かに伝えたい!!そんな気持ちで写真を投稿する、女子の彼氏への“シアワセ報告”的なSNS利用。(詳細は前半へ)

その“シアワセ報告”をPR・広報に生かしているのが、『撮影女子会』。
今回は、20代 にして『撮影女子会』の代表・プロデューサーをつとめる中村朝紗子さんに、女子の心をぐぐっと掴む“カワイイ”のヒミツを伺ってきちゃいました。

「プリンセスは1人、“トクベツ”なんです。その体験を提供したい」

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成人や卒業、結婚など、人生のライフイベントには写真がつきもの。ならば逆転の発想で、大切な友達との時間も、“トクベツ”な演出によって、写真で残したくなるようなひとつのライフイベントに出来るのではないか……。
そのきっかけになればと始めたのが、『撮影女子会』だという。

撮影スタジオに一歩踏み入れた瞬間から、女子たちはプリンセスに。
思わず「かわいい~!!」とはしゃぎたくなるような白い家具に、色とりどりのポップな小物たち。まさに、女子の憧れ・理想・夢がいっぱいの空間なのだ。

実際に、『Dreaming Label』という撮影女子会最上級プランの撮影中にお邪魔してみると……。
「わあ~~~、かわいすぎる!!」。あらゆるところが、“カワイイ”!!
白い階段に、風船、ピンクの花びらや、キャンディーにケーキ……キラキラしたものに囲まれて、気分はまるで海外ドラマのヒロイン。

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撮影を体験にきたという4人の女子も、スタジオ中を走り回ってたっぷりとスマホで自撮り。角度やポーズ・表情、持つアイテムをころころ変えながら、はしゃぐようにスタジオでの撮影を楽しんでいた。

そんな中、ぽつりと聞こえてきたのがこんな言葉。
「今だけで360枚撮った(笑)」

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彼女たちが自撮りを初めて10分経たずである。その短い時間で、360枚も撮影?!
しかしその気持ち、1人の女子大生としてはすごく良く分かります。あらゆるところに散りばめられた“カワイイ”が、胸にぐいぐい食い込む食い込む。

そもそも、スマホで写真を撮りたくなる時って「ああ、とっておきたい!」と思うとき。「撮っておきたい」ではなく、「とっておきたい」。気に入ったものは自分の手元に残しておきたい、という気持ち、誰しも感じたことがあるはず。

可愛くて綺麗で美味しそうなスイーツが目の前にあって、食べたいけど、そのままにしておきたい。可愛いままで残しておきたい!とか、

友達と遊びに行って、話しているのが楽しくて、場所も居心地良くて……。一緒にいる友達みんな大好き!ずっとこうして、大人になっても変わらずこのままで楽しい時間を過ごしていたい!とか。

私は小さい頃、ちいさな手帳に使いもしないキャラクターシールをいっぱい集めていたのだが、同じような経験をしている女子は少なくないはず。
大事なものや可愛いものを「とっておきたい」乙女心は、大人になっても健在なのかもしれない。

楽しい、可愛い、きれい、嬉しい……そんな時間や空間を切りとって、自分の中に保存しておくために、女子は写真を撮るのではないだろうか。

そこに目を向けたのが『撮影女子会』のおもてなし。単に可愛いだけでなく、そこに“トクベツさ”つまりプレミアム感を加えることで、「とっておきたい」と思えるような“自分たちだけの大切な体験”を実現している。

様々な色・形のドレスの中から1番のお気に入りを選び、くつやアクセサリーも自由にコーディネート。色とりどりのドレスがずらりと並ぶクローゼットは夢のよう。プロのメイクアップアーティストにメイクを施されることも、普段はなかなか出来ない“トクベツ”。大好きな友達と一緒にわいわい言いながら、憧れのプリンセス体験、楽しくないわけがない!!

「女の子たちが、思わず“切り取りたくなる”瞬間を作りたいんです。女子の“カワイイ”の感覚って繊細なので。おもてなしの心は忘れないようにしています。」と、プロデューサーの中村さんは語る。

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ひとつの例がこのカード。
「お客様がいらっしゃったときには『Welcome』に、バースデーの方がいらっしゃるときは『Happy birthday』にしています。ブライズメイドや卒業記念なら『Congratulations』です」
このきめ細やかな“トクベツ”の演出が、女子の心をぐぐっと掴むのだ。

『撮影女子会』には、撮影した写真をSNSに投稿すると特典がつくサービスがあるらしいが、それを知らされる前に「え、もうとっくに投稿してました!」というお客様もいるという。

“トクベツ”を提供することで、女子たちが自分からSNSに投稿したくなる。その投稿がまた話題となって、さらに次のお客様を呼ぶ。まさに口コミPRを実現している『撮影女子会』。

「ハッシュタグをつけてツイートすると○○をプレゼント!」や「いいね!すると○○をサービス!」という言葉をよく耳にするが、その度に「一体“いいね!”って何なの?!全然よくないわ!」という気になる今日この頃。

女子のSNS欲を最もくすぐるのは、プレゼントやサービスよりも“今日はトクベツで最高に楽しかった!!”という幸せな満足感なのかもしれない。

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