ゴールデンボンバーの新作PVが90年代V系あるあるすぎてアラサー歓喜

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(作成者:zanyzapofficial)

ゴールデンボンバーが公開した『欲望の歌』PVのクオリティがとんでもないことになっていて、胸がざわざわして、「わああああ!?」ってなって、なんだかもうリピート視聴が止まらず、そしてもう何度も泣いています。


やはり鬼龍院翔という人は天才なのでしょうか。
それとも私が病んでいるのでしょうか。

「ビジュアル系あるあるゼンブノセヤサイマシマシアブラオオメ」な世界観

『欲望の歌』は、2015年6月17日にリリースしたオリジナルアルバム『ノーミュージック・ノーウエポン』に収録されているアルバム曲。すでにライブでは人気の曲となっていますが、2月1日にPVが初公開されました。

その内容は、まさに「90年代V系あるある」といった世界観。
メンバーの歌広場淳さんも「ビジュアル系あるあるゼンブノセヤサイマシマシアブラオオメって感じで「…うっ!」て感じでクセになります!注意!!!」とTwitterで紹介しています。

ちなみにわたしは、バンギャの方たち(V系ファンの呼称)ほどV系には詳しくありません。
が、小学生時代にV系は全盛期を迎えており、ヒットチャートにランクインは当たり前。テレビも今よりずっと音楽番組が多かったですし、ゴシックなPVが頻繁に流れていたのです。そんな時代だったので、特別のめり込まずとも、V系の世界観を自然と享受していた世代だと思います。

具体名をあげれば、小学校のクラスではGLAY派とラルク派に大きく分かれ、一部音楽好きな子たちがLa’cryma ChristiやSOPHIAを聴きながら、SHAZNAの登場でクラス中が「V系」という単語をやっと意識しはじめた……ざっくり言うとそんな世代でしょうか。
カラオケでみんなが歌う定番曲はPENICILLINの『ロマンス』でした。

耽美、廃墟、病院、枯れた森……どこかで見たシーンの再現に興奮

そんな「バンギャじゃないけどV系は特に抵抗なく触れてきた世代」のわたしにとって、今回のPVは「うわ! こういうPV、見たことある!!」のオンパレードなのです。

のっけからこの衣装、そして教会……。

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ま、「MALICE MIZER」まんまじゃないですか!!

■ここで、MALICE MIZER(マリスミゼル)を知らない主に20代前半の人へプチ解説
90年代後半に活躍し、GACKTさん(当時はGackt)がボーカルとして所属していたバンド。楽曲・衣装・セットにクラシック要素を取り入れ、独自の世界観を徹底して構築しており、V系バンドにさほど抵抗のないわたしたち世代でも、彼らをテレビで初めて見た時には「なんだこの人たちは!?」と衝撃が走った。代表曲『月下の夜想曲』のPVは、今見ても斬新に思える。CG演出が当たり前になった今の時代の若者たちにも、ぜひ見てもらいたい。

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(というか、鬼龍院さんのメイクがすごいんですけど……!!)

その後も、MALICE MIZERやDir en greyといったV系バンドのPVで見た気がするシーンの連続。


オペ室で手足を縛られ、もがき苦しむボーカル。

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オペ室での不自然な演奏。

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女医からの薬攻め。

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謎の金髪美少女。

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枯れた森。

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そして、棺桶。

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どうでしょう? アラサー世代からすれば、ハッキリとアーティストや曲名がわからなくても、何だか懐かしい気持ちになってしまう、そんなPVになっています。

これぞ金爆の真骨頂、最高に庶民派なユーモラス

しかも、V系のレジェンドたちにリスペクトを払いながらも、ゴールデンボンバーらしい庶民的なユーモアも随所に盛り込まれているのです。

女医に飲まされていたのは、なんとラムネ!!
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金髪美少女の後ろをよく見たら、
幻想的な世界観にそぐわない一般人とおぼしき写り込みが!!

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こういった屋外での撮影では、一般人の通行止めなどをしなくてはいけないし、声や姿が入ってしまった場合は撮り直しが発生して苦労する……と、AV男優のしみけんさんが著書で語っていました。
この場合は、「まあ、いっか」でGOしてしまったということでしょうか。それともまさか、狙って……!?

メジャーな存在になり、お金をかけられるような存在になっても、手作り感をなくさず、見ている人に「わたしたちと同じ」と思わせる距離感を保っていられるのは、ゴールデンボンバーの大きな魅力のひとつだと思います。

いろんなツッコミを入れながら見るのもこのPVのおもしろいところなので、そんな時にはニコ動の視聴もおすすめです。



あんまりこういうことは年をとった気がして言いたくはないのですが、このPVを見ていると思うんです。
「ああ、いい時代だったなあ……」って。
これだけ注射器とか薬とか病院とかダークな世界観を、“いい時代だった”なんて懐かしむのも変な話なんですけどもね。

(文:佐藤由紀奈)

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