「かき氷ヲク」の広がる愛の世界 寒くたって食べます。だって、そこにあるから

このコーナーでは、深く広がる愛でもって、“何か”にハマる女子を「オクウ(ヲク)」と名付け、紹介していきます。
*「オクウ(ヲク)」の意味についてはこちらから

今回は、「かき氷ヲク」について! まだ梅雨も明けていないというのに、すでにうだるような暑さの日が続いている今日この頃……。こんな日なら、かき氷が食べたくなるのもわかります。しかし、たとえ猛暑じゃなくたって、一年中かき氷を愛し、食している女子たち。それが、「かき氷ヲク」なのです!

年々高まる人気!夏の風物詩「かき氷」は、一年中楽しむものに

たかがかき氷。されどかき氷。ここ数年、かき氷はブームとなり、氷の質やトッピングにこだわるなど、今までにない、リッチで新感覚なかき氷が登場しています。かき氷専門店も、年々増加中。ちなみに、各地のかき氷店を食べ歩く人は、“ゴーラー”とも呼ばれているようです。

筆者も真夏の暑い日や、縁日ではかき氷を食べたくはなりますが、普段から、ましてや真冬に食べようだなんて、考えたこともありませんでした。一体、彼女たちはなぜそんなにかき氷を食べるの? 他のスイーツじゃダメなの? というか、寒くないの?? 早速、「かき氷ヲク」に聞いてみます!

「かき氷ヲク」に聞いてみた

話を聞かせてもらったのは、現在26歳、飲料メーカー勤務のMさん。
幼少の頃からおうちが厳しく、かき氷を含むおやつは、ほとんど食べさせてもらえなかったのだとか。そんな育ち方も影響してか、今も甘い物はほとんど食べないそう。でも、かき氷だけは別。筆者はMさんのインタビューを通し、想像もしていなかったかき氷の楽しみ方を知ることになるのです……!

かき氷を食べるようになった経緯を語る!

せっかくなので、Mさんには谷中にある『ひみつ堂』でかき氷を食べながら話を聞かせてもらうことにしました。

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“東京のかき氷専門店”といえば、真っ先に名前が挙がるほどの有名店。冬でも大人気で、常に行列が絶えないのだとか。

しかしこの日は平日夜の閉店間際だったからか、意外とスムーズに入ることができました。ラッキー!

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それでは早速、Mさんの「かき氷ヲク愛」聞かせていただきましょう!

商店街のおばあちゃんがやっていた、100円かき氷から

interviewer

――子どもの頃はかき氷を食べさせてもらえなかったということでしたが、いつから好きになったんですか?

oku02

「地元は山梨なんですが、大学進学で東京に出てきてから、よく食べるようになりました。当時、大きな商店街のある街に住んでいて、街のおばあちゃんが、1杯100円でかき氷が食べられるお店をやっていたんです。そこに買い物帰りによく行っていて……たぶん、そこからです。なんで食べてみようかと思ったかというと、そんなドラマチックなことは何もなくて……。ただ暑かったから、です」

interviewer

――あ、至極シンプルな理由なんですね……! じゃあその、“おばあちゃんのかき氷”を食べているうちに、徐々にハマっていった、ということですか?

oku02

「そうです。大人になって好きに食べられるようになって、“かき氷、ウマ!”と思うようになりまして。そうしたら、とある友達が“ここ(ひみつ堂)に行こう”って誘ってくれたんです。それで実際来てみて、“高いかき氷、ウマ!!”となりまして(笑)」

※ちなみに、『ひみつ堂』のメニュー相場は、900円~1000円。

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interviewer

――おお! では、“高いかき氷”にハマるようになった原点はこのお店だったんですね! それから色んなかき氷屋さんをまわるようになった、と?

oku02

「そうですね~。『ひみつ堂』には、ひとりでも何回か来ましたが、たまたま今の職場でかき氷好きの人に、2人出会いまして。一緒に食べに行くようになりました。そのうちのひとりはスイーツ好きの男の子なんですけど、わざわざ有給をとって、人気店に並んでケーキを買いに行ったりするんですよ(笑)。信じられないですよね」

interviewer

――Mさんは、かき氷以外の甘いものは、あまり食べないんですか?

oku02

「そうですね、フルーツくらいしか食べないです。家にカキ氷器があるので、家でも結構かき氷を食べてますよ。東急ハンズでソースを買ったり、甘めのお酒をかけたりして食べても、美味しいです!」

実はかき氷のことは、ソンナニクワシクナイ

interviewer

――ちなみに、美味しいかき氷と、美味しくないかき氷の差って、どんなものでしょうか?

oku02

「氷が、なんか硬くて、ジャキジャキしているのは、あんまり美味しくないなあって感じますね」

interviewer

――“天然かき氷使用”って書かれているものをよく見かけるんですが、やっぱり違うんでしょうか?

oku02

「あー……あれじゃないかな? たぶん、なんか……あ、いや。やっぱりあんまり詳しくないので、憶測で話すのはやめておきます

interviewer

――え!?!? (チョットマッテ、詳しくないの!?)

oku02

「氷の違いとか、そういうのは、あんまり気にしてないです。選ぶ目線としては、フルーツ系のソースがあるか、とかですかね。言われてみると、お店もそんなには行ってないかも……。まだ都内で4軒くらいですし。すみません、やっぱりかき氷のこととか、そんなに語れないかも

hosoku

話を聞くまで、「わざわざ並んでまでかき氷を食べる人」って、それこそ“氷の質”にこだわりがあるからなのかな……と思っていました(お店も「天然氷使用!」と推しているくらいですし)。しかしMさんの場合は、そうじゃないというのです。いわゆる「オタク」気質の人であれば、ここで「天然氷っていうのは~…」と熱弁しそうなものですが、そこにあまり興味がなかったり、話すのを途中でやめたり、というのは、いかにも「オクウ」らしい気質だなと感じました。

かき氷から広がる愛 ~無意識からの意識化~

interviewer

――いやいや、でも、Mさん。実は、Mさんのお姉さんから、“とある日曜日に、かき氷をハシゴして食べていた”というタレコミが入っているんですよ……! 本当はかなり、通いつめているんでしょう!?

oku02

「ハシゴ? ……?? え、いつのことだろう? まったく覚えてないや」

interviewer

――とぼけないでください!! ネタはあがっているんですよ!!

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oku02

「……あーーーー! はいはい。宇治金時を食べた覚えは、ありますね。2個目はなんだろう? うーん。やっぱり記憶がないです(笑)」

interviewer

――いやいや。1日2回食べるって、相当だと思いますよ!? なんで覚えてないんですか!?(笑)

oku02

「いや、というか、それはかき氷を食べに行ったわけではなくて。たまたま歩いていて、かき氷を見つけて食べたからです。それがたまたま1日に2回あったっていうだけなので、それはカウントしてなかったですね。だって、普通のことなので

interviewer

――当たり前すぎてってことですか……!? なんかもう、普通の人が“紅茶を飲む”みたいな感覚なんですかね? それならわざわざカウントしないですもんね。

oku02

「そうですね~。準備して、約束して、並んで入ったかき氷のお店は4軒ですが、そう思うと、そういう“ちゃんとした”お店以外では、割と無意識に食べていますね。知らない街でも地域の夏祭りとかやっていると、“かき氷やってないかな”って、サッと入っちゃうんですよね

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interviewer

――目的は夏祭りではなく、かき氷なんですね……! じゃあ、もしかして家では、ほぼ毎日食べているんですか?

oku02

「いや、最近は飲み会が続いていたのもあって、毎日は食べてないですね~。ビールとかき氷は合わないですし……」

oku02

「あ、でも」

hosoku

この時、「カチッ」と。わたしには、彼女の“かき氷ヲク”スイッチが入った音が聞こえた気がしたのであります……!

oku02

「最近、セブン-イレブンのかき氷シリーズが、美味しくて、美味しくて……!!」

hosoku

ヲクの人に話を聞いているとよくあるのですが、今自分が一番ときめくものや、心の奥底にあった感情に不意に辿りついた時。彼女たちは「聞いてくださいよー!」とばかりに、瞳はキラキラ輝きだし、声は1トーンはあがるのです。そしてその話題を話している時の女子って、なぜかいつもの何割か増しで、かわいく見えてしまうものなのです……! これをわたしは、「ヲクフィーバー」と呼びたいと思います(仮)。

interviewer

――(もしやこれは、Mさんにとっての“ヲクフィーバー”ポイント……!?) セブン-イレブンのかき氷シリーズ(※)……ですか!

(※)正式名称は、“スイーツなかき氷はじめました。”シリーズ。

oku02

「セブンプレミアムで、150円くらい(※)で売っているんですけど。ティラミス味と、ピーチヨーグルト味。いわゆるカップアイスみたいな商品なんですけど、食べると、ちゃんとかき氷っぽいんです。たぶん、名店のものを参考にして作っていると思います!」

※ティラミス味氷は149円(税込)。ピーチヨーグルト味氷は158円(税込)。

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interviewer

――へー! 美味しそうですね。

oku02

「あ……、そうだ。だから今年は、家で全然かき氷食べてない気がしてたんだ。かき氷器を使ってないから」

interviewer

――えっ?

oku02

「セブンのかき氷は、毎日食べてます(笑)」

interviewer

――やっぱり食べてるんじゃないですかーーーーーーーーーーー!!

oku02

「はい、食べてましたね(笑)。なんか、生活の一部なんですよね、もう。自分が食べていることにも気づいてないというか。普通に、朝ごはん代わりに食べたりするので……」

interviewer

――朝ごはん!?!? え、朝起きて、「お腹すいたなー」って、かき氷を食べるんですか??

oku02

「はい。“何か食べるものないかなー”って冷凍庫を見て、ティラミス味を食べています。朝ごはんは、結構それだけで足りちゃうんですよね~。……なんか、自分でもちょっとヒキました。無意識すぎて怖い(笑)。やっぱり、わたしにとってかき氷って、紅茶とかコーヒーみたいなものなんですね。毎日食べているけど、わざわざ食べていることはカウントしてないです」

interviewer

――確かに。紅茶やコーヒーを毎日飲んでいるっていう人はたくさんいるけど、それについて“語ってください”って言われたら、当たり前のことすぎて、「へ?」と、戸惑ってしまうかも。Mさんにとってかき氷って、必ずしもクオリティの高いものじゃなくてもいいってことなのでしょうか?

oku02

「そうなんですよね~。そばにあって、冷えていてくれれば、それでいいんです、かき氷は (笑)」

interviewer

――うーん、なんだか、深い愛な気がします……! とりあえず、帰りにセブンプレミアムのかき氷、買って帰りますね!

※ちなみに、この後、本当にセブン-イレブンに買いに行きましたが、三軒まわってやっとピーチ味氷に出会えました。ティラミス味氷にはいまだに出会えず……。なので、先ほど記事で紹介した画像はピーチ味氷だけだったのでした。え、まさか、Mさんが買い占めて……?

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(他にも、いろんなかき氷が売っていました。かき氷……深い!)

「かき氷ヲク女子」の愛をまとめてみる

と、いうことで! 今回のヲク女子のケースをまとめてみます。

・かき氷には、“わざわざ食べるかき氷”と、“無意識で食べるかき氷”とがある。

・真のかき氷ヲクは、自分がかき氷をどれだけ食べているか気づいていない。

・かき氷は、安くても高くても、ありのままのかき氷であってくれれば、それでいい。

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女子の“好き”は果てしない――。
次はどんな○○ヲク女子の心の中が明らかになるのか!?
こうご期待!

(文・イラスト:佐藤由紀奈)

「オタク」かはわからないけれど……とにかく大好き!と言えるものがある、そこの「オクウ」なあなた!

あなたの深く、広がるその愛を、わたしたちに聞かせてくれませんか?

その愛を言葉に変えて、少しでも世の中伝わるように、お手伝いをさせていただきたいのです!


我こそは「○○ヲク」という方は、お気軽に下記までご連絡ください♡

Mail: info@social-trend.jp

Twitter: https://twitter.com/SocialTrendN

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