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「小さくスピーディーに」さえり流“自分を甘やかす”はじめ方

あまの さき

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あまの さき

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恋愛妄想ツイートで話題となり、フリーライターとなって以降ますますその動向に注目が集まる夏生さえりさん。

春になり、世間には“はじめる”空気が蔓延しています。彼女にとって“はじめる”とは一体どんな意味をもつのか? また、何かを“はじめる”時の意気込みとは? お話を伺ってきました!

春……焦るよりは、“はじめたくなる”

「春というと、『何かをはじめないと……』とプレッシャーに思う方も多いようですが、私はあたたかくなるとやっと元気が出てくるタイプ。『何かやらなきゃ!』って焦るというよりは、何かやりたくなっちゃってることが多いですね。春ってそういう空気があるなと思います」

「かといって、無理に何かをはじめるようなことはしません。毎年春になると、運動したいとか、勉強したい、新しい友達がほしいとか、色々と思うんですけど……。でも、今年もまだ何もしてないですね(笑)。あまり強制的に『何かするぞ!』と決意するのが得意ではないので、何かしたいという気持ちをいっぱいもって、その中で溢れるほどの『したい』を見つけた時に、自然なスタートを切りたいな……と思っています」

大事にしているのは“小さくスピーディーにはじめる”こと

「仕事がらみならまだしも、個人的に“絶対今日から毎日○○する!”というノルマを立てて実行していくのが苦手なんです。課すことで上手に進められる人もいるんでしょうが……私はノルマばっかり頭に残って『やらなきゃ、やらなきゃ』と、追い詰められるようなきもちになっちゃう。

その中でも、何かをはじめる時に大切にしているのは、“小さくスピーディーにはじめる”ことですね。いきなり大きなことをしよう、理想通りにしよう、完璧に続けようと思うと、なかなかスタートできなかったり、準備期間に時間を取られすぎて熱意が失われていったりということがあります。だから、とにかく小さく、はじめられることからすぐにやる、を意識しています。やりたくなった時が、はじめ時じゃないかな、と」

なので、気持ちが高ぶった夜や、『今だっ!』って思った時に一瞬ではじめることが多いんです。書きたいことがあればすぐにブログに書くし、はじめて一人で行った海外行きのチケットも勢いで取ったし、転職も『今日だ!』という日に決意して、すぐに上司に話しました。『やろうかな、どうしようかな』と悩んでいる期間はきっと人より長い方なんですけど、心が我慢できなくなって走り出しちゃってからは、ものすごく短期間で物事を進めていきます。課したり、長期計画を立てたりするより、やれる範囲ですぐやる、という感じです。
そういう風にして何かをはじめてきたことで、人にとっては大きな決断に見えることも、私にとってはとても自然な形で負担なくはじめられたことも多いですね」

「今まで何度も挫折したのが、10年日記や3年日記。購入して『絶対やるぞ!!』と毎回思うんですけど、何かを課すことが向いていませんでした。私の場合は、『決意したのに、できなかった』ということで自信喪失したり、『なんでできないんだろう?』と自分のことが嫌になっちゃったりするんです。だったらもう、最初から自分はできないって思ったほうがいい。自分には難しいことはできないけど、やりたくなったことをそのタイミングでやることはできる。やりたいことを『すぐやれた』というのは、自分にとっての満足感も大きいし、自信にも繋がっていきます」

自分に合った方法を見つけて

「さっきもいったような、毎日書く10年日記のようなものは苦手なんですが、日記を書く習慣自体は、中学生のころからずっと続いています。ルールは設けず、書きたくなったら書く。だから何カ月も空いている時もあるんですけど、それでも1年間何も書かなかったということはないですね。思いついた時に書きたいから、ノートにもこだわらず、家にあったもので。今すぐやる、を大事にしているから、続いているんだと思います」

「昔は、自分に過剰に期待しすぎていて、いざやってみたらできなくて大きなショックを受けたという経験もありました。でも、そこで自信をなくしてしまう必要はない。できることを1歩ずつやって、『できた』を小さく積み重ねていけばいいと思うんです。

例えば、『いつか本を出したいんです!』という相談を受ける機会がすごく多いんですが……いきなり出版社から本を出そうとすると、とても難しいですよね。だったら、まずはブログでもいいし、Twitterでもいいから、何か書くようにする。できる範囲で、すぐにやる。そのうち自費出版でもいいし、友達に頼んでもいいので小さな冊子にしてみる。そういう風に、夢は小さく叶えていけば、いずれ昔に夢見ていたことにたどり着ける……ということもあると思うんです。何事も、やってみなくちゃはじまらない。まずは身近なことから小さくでいいんじゃない? とアドバイスしています」

「一方で、自分にとっていきなり大きなことをはじめなくてはいけない時には、いつでも辞めていいと思いながらはじめるようにしています。例えば職場を変える時や、一人で海外に行く時。『3年は必ずいなくちゃ』とか『これで私の人生が決まる』なんて考えると、慎重になりすぎてしまいますよね。頭で考えているだけだと、怖さは何倍にも膨らみますし。

でも、あまり覚悟を決めず『嫌になったら辞めよう』、『いつでも軌道修正できる』と思いながらはじめると、肩の力が抜けてのびのび楽しめる。結果的に、長い間頑張れたりするんです。

強制されていると思うと『辛い』という気持ちになりやすいですが、自分に選択肢があると思えると、安心して頑張れるというか。心の持ちようですが、私にとっては何かをはじめる時の大事な考え方なのかなと思っています」

最近“はじめた”同棲生活

「この4月にはじめたことといえば、恋人との二人暮らしです。今まで二人暮らしをしたことがないので、はじめるまではちょっとだけ不安もありました。考えすぎちゃう節があるので、『もしうまくいかなくなったらどうしたらいいんだろう』と思ったこともありましたね。でも、いざ引っ越してしまえば、そんなことは全く思わなくなりました。丁寧に毎日を積み重ねれば、想像したような悪い未来って起こらないと思えるようになって。『彼と同棲したいのですが、色々なことが不安でなかなか踏み切れません』という相談を聞くこともあるのですが、あれこれ考えているときのほうが不安は大きいものじゃないかと思います」

「自然なスタートになったなと思いますが、そうはいっても、住む街も変わったので、環境は大きく変わりました。でも、いい変化ばかりです。

中でも1番変わったのは、家が広くなったこと。実は昨年の11月くらいから内覧をしていて、時間をかけて家を探していたんです。こだわったのは、嬉しいことがあった時にスキップできるくらいの広さがあって、窓が多くて日当たりがいいこと。新居はその条件を満たしているので、お陰ですごく気持ちのいい暮らしになりました。

環境的には大きく変わりましたが、空間に2人になったというだけで、彼との向き合い方は、できるだけ変わらないようにしたいと思っています。例えば、今までは私の家に彼が来てくれていたので、朝のお見送りをしていたんですね。今はもう同じ家にいるし、彼も鍵を持っているから一人で出かけることもできる。でも、自分はまだ寝ていてもいい時間でも、できるだけ彼が外出する時には玄関まで見送るようにしています。些細なことかもしれませんが、別々で暮らしていた時の気持ちや習慣を大事にして、色々なことが変わったからこそ、変わらないことを大事にしたいです。

私1人だといつも同じ道しか歩かないけど、彼といると違う道を歩けるし、ご飯が美味しくなったとか、夜のリラックスタイムが増えたとか、今までの日常が豊かに広がっていくような感覚があります」

何かを“はじめる”時も、頑張るために自分を甘やかす

「私、『今日は、自分を甘やかす いつもの毎日をちょっと愛せるようになる48のコツ』という本も出していますが、もともと放っておくと頑張りすぎちゃう性格なんです。そのことが自覚できるようになってからは、自分を甘やかしまくっていますね(笑)。小さいことでも自分のことを褒めるようにしていて、例えば『お皿を洗った!』というだけでも、自分を褒めています(笑)。

自分を甘やかす方法として、一緒にいる人に協力してもらうのも大事なことだなと思っていて。私はとにかく褒められると頑張れるタイプだと自覚しているので、褒めてほしいことは自ら具体的に言うようにしています。『察して!』という姿勢では、自分がストレスを溜めてしまう。
彼は出会った時から『ランチデートに遅刻しないで起きれたなんて、偉いね!』なんて、些細なことで褒めてくれる人なんです。きっと私が『褒められると嬉しい人』というのが分かっているからだと思います。人の扱いがとても上手なんです。もともとそういう人なのもありますが、付き合ってからもたくさん自己申告をするようにもしています。ちょっとした家事をしただけでも、『褒めて!』って。
『これはこんな風に大変だったから、褒めてほしいな』とか、『疲れているのに朝起きれたから、褒めて』とか。自分のモチベーションを上げて仕事を頑張るためでもあるのですが、呆れず付き合ってくれる彼がいるのですごく助かっています。

自分の扱いを自分で分かっておいて、それを言葉にして伝える……というのは、何かを頑張るうえで、ものすごく大事なことではないかと思っています」

「あとは、自分を甘やかすために“やりたくない時はやらない”、“必要ないものでも買う”ということも意識してやっています。

時には、やりたくない時でも頑張らなくてはいけないことももちろんありますが……、もし余裕があるようだったら無理に頑張らず、少し時間を置いて頑張れそうなときに2倍、3倍頑張るというリズムを作っています。

“必要ないものでも買う”というのも、自分のモチベーションのための行動ですね。
例えば、最近だと引っ越し直後に、段ボールがいっぱいある状態だったけれど、わざわざチューリップを買いに行きました。順序が違うんですけど(笑)。そうすることで『このチューリップが似合う家にしたいから、早く片付けよう』と思えるというか。

やりたいことは後回しにしない小さなハッピー要素はできるだけ設ける。そうすることで、やらなくてはいけないことを頑張れるように、工夫していますね。

私は気持ちがパツパツになると、すぐ自分に制限をかけてしまいがちなんです。落ち込みやすいし、元気もなくしやすい。だから心のゆとりを持つためにも、自分を甘やかし続けることを意識しています。そうすると、やらなきゃいけないことに対しても、楽しみながら頑張ろうというのびのびした気持ちが自然と芽生えるようになると思うんです」

頑張り過ぎないことが、頑張る秘訣

さえりさんが語ってくれた“自分を甘やかすはじめ方”。これまでの様々な経験を通じて自分と内面と向き合ったからこそ得られた、絶妙なバランス感覚を垣間見ることができました。
頑張ろうと意気込めば意気込むほど空回りしてしまうアナタは、さえりさんの“はじめ方”を参考にしてみるのも、1つの方法かもしれませんね。

(文:あまのさき)

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