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なぜ若者は「音声通話」と「体の関係」に臆病なのか 

ソーシャルトレンドニュース編集部

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2015年も上半期が終わり、そろそろ下半期に。若者文化に着目し、若者が自ら記事を書くソーシャルトレンドニュースの上半期の記事の中で反響が大きかったのは『ソフレ』(添い寝フレンド)などの、若者のセックス離れの話だった。

セックス離れの理由を聞くと、返ってくる答えの多くは「めんどくさい」「関係性を壊したくない」「恥ずかしい」「飽きちゃう」といったものが。

飲み会離れと関係性が深いのかと思いきや「彼氏とお酒を飲んだあとはカフェに行きます。居酒屋での人間観察の結果をカフェで話すんです」(21歳・女子大学生)との意見もあった。

このような文化は、おそらく少し上の世代からは、ほとんど共感の得られなさそうなもの。

そして、もうひとつ、この理解されないであろう若者文化のひとつが“電話をしない”である。
LINEなどのメッセージ機能で連絡や“会話”をしており、ほとんど電話機能を使わないのである。通話するとしても、LINEの音声通話機能を使うので、電話番号を使った通話は、同世代同士ではしないのがスタンダードなのだという。実際の大学生の意見を聞いた。

「電話は、外の音でこっちの環境がわかっちゃうから怖い。アリバイが作れない」(20歳・男子大学生)

「通話をするのは待ち合わせのときくらい。それでも最大限待ち合わせ場所に近づいてから電話する」(19歳・女子大学生)

「iPhoneのデフォルトの着信音が怖い」(18歳・女子大学生)

「電話だとアドリブが効かないから、文字のほうがきちんと準備出来て、相手に失礼がない」(22歳・女子大学生)

「バイト先の大人の人が『明日来るよね?』レベルの確認で電話してくるのが怖い。『電話はとって当たり前』みたいな態度をされるけど、授業もあるし、そんなにいきなり電話してきてもとれない」(21歳・女子大学生)

「iPhoneは持っているけど、どこのキャリアとも契約してない、27歳のフリーターの知り合いがいます。つまり電話機能を放棄している。その人はLINEの“通話オフ設定”もしていて、完全に音声でのコミュニケーションを拒否してる印象です」(23歳・フリーター)

「声は作れるのが怖いんです」(21歳・女子大学生)

文字も作れるのでは……?と色々とつっこみたくなるような意見も多数聞くことができた。しかし、ここまでメッセージ機能に頼るようになると、よく言われるような『スマホから離れられない』『既読したのに返信がないことへのプレッシャー・ストレスを感じる』といった現象が起きるのではないだろうか。それについては、現役女子大生からこんな意見が。

「広告代理店の若者分析みたいな人が“2時間ものあいだ、LINEの返信ができないのが耐えられないから若者は映画館に行かない”って言ってたんですけど、むしろ逆。映画館やバイト先みたいな“返信できなかったことに言い訳できる場所”の方がいい。学校にいたり、夜家にいることがバレてるのに返信がない方が、私達にはマズいことなんです」(22歳・女子大学生)

という意見が聞けた。どうやら若者たちの当事者意識と、“若者分析”にはいさかかの乖離がある様子。

そこで、6月26日(金)16時からの、ソーシャルトレンドニュースのニコニコ生放送『霜田明寛の「オトナはわかってくれないね!」』では、29歳の編集長・霜田明寛以下、20代前半のソーシャルトレンドニュースメンバーが大集合。実際の若者はどのような様子なのか、そして、今後どうなりそうなのかを徹底論議していく。

(スマートフォンから視聴したい場合は、niconicoアプリをダウンロードの上、こちらから)

【番組情報】
番組タイトル:
霜田明寛の「オトナはわかってくれないね!」
なぜ若者は電話とセックスをしないのか 2015年若者のシモ半期大予想!
放送日時:2015年6月26日(金)16:00~

【出演者プロフィール】
◯霜田明寛(しもだ あきひろ)
1985年生まれ。23歳で出版した『パンチラ見せれば通るわよっ! テレビ局就活の極意』が今でもマスコミ就活生の間でバイブルとなっている。その他にも、FRIDAYデジタルでのミスキャン連載やAOLニュースでの「美女友達を作ろう」連載など“日本で最も研究対象に近い”女子大生研究家としても活躍中。
執筆記事:『紙の月』でも魅せる!“池松壮亮型”文化系ヤリチンが増殖中

◯田中七海(たなか ななみ)
成城大学法学部4年。現在MC、被写体モデルとして活動中。
執筆記事:「朝エッチと夜エッチ」どっちが燃える?イマドキ女子大生が本音を暴露

◯小峰克彦
映画ライター。成蹊大学文学部現代社会学科出身。学生時代に『シネマインパクト』の三木聡監督のワークショップに役者として参加。また、山本政志監督『水の声を聞く』などの映画制作現場にスタッフとして加わる。その後、制作側から紹介側へと軸足を移し、ライターとして、映画紹介記事、インタビュー記事などを執筆している。見た目が童貞っぽいという理由だけで出演が決まった。
執筆記事:調べてみたら5人に1人!急増中「セカンド処女」の実態とは

〇たなかもみこ
STNライター。日本女子大学人間社会学部4年。元古着屋店員。金髪な見た目はヤンキー的な金髪ではなく、オシャレ金髪な女子大生ライター。ファッション記事を中心に執筆している。
執筆記事:セルカ棒の自主規制が増加で安全セルカ紐(ヒモ)がブームの兆し【ディズニー棒禁止】

(文:ソーシャルトレンドニュース編集部)

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